0001しじみ ★
2020/03/16(月) 16:18:31.73ID:CAP_USERコーヒーさび病は、経済的に最も大きな被害を及ぼすコーヒー病害だ。1980年代以降、この菌が大発生しては南北アメリカのコーヒー生産が打撃を受け、価格が2〜3倍に高騰してきた。2008年以降、問題はエスカレートしており、対策のために多額の資金が投入されている。
このほど、この病害をコントロールできるかもしれない興味深い発見が報告された。米ミシガン大学アナーバー校の最新の研究によると、カタツムリの仲間であるオナジマイマイ(Bradybaena similaris)はコーヒーの木のさび菌を食べ、病害が木全体に及ぶのを防ぐことができるという。さび菌だらけになった葉の上に、このカタツムリを1匹置いておくと、24時間で菌の30%を食べてしまう。
コーヒーさび菌に捕食者がいることは知られているが、そこにカタツムリやナメクジなどの腹足類が登場するのは初めてだ。植物につく菌を腹足類が食べるという研究例自体がきわめて少なく、オナジマイマイが菌を食べると記録されたのもおそらく初めてのことだ。
害虫を別の生物を使って抑える方策は「生物的防除」と呼ばれる。だが今回のカタツムリを使った防除の可能性には、ひとつ懸念がある。オナジマイマイは通常「侵略的」な種とされており、それ自体が作物害虫なのだ。だが研究者たちは、オナジマイマイにもっぱらコーヒーさび菌だけを食べさせる方法に巡り合えたかもしれない。
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