→新しい研究は、磁気圏の相互作用を利用して、地球型の惑星を電波観測で発見した
居住可能環境を備えた惑星を見つけ出すことも、今後可能になるかもしれない
太陽系外から惑星を探すというのは、非常に難しい観測です。
なぜなら惑星は自ら輝くことはなく、恒星やブラックホールのように強力な電磁波や重力を放出することもないからです。
これまでの系外惑星探索では、惑星が主星の前を通過することで起こる食を利用したり、惑星と主星との相互作用で起こる主星の軌道の変化などを見ることで、惑星の存在を見つけ出していました。
こうした間接的な方法による惑星探索は、惑星が巨大であるほど見つけやすくなります。
これはつまり、これまで見つかっている系外惑星とは、そのほとんどが木星・土星のような巨大ガス惑星や、天王星・海王星のような巨大氷惑星ばかりで、小さい岩石でできた地球型の惑星は非常に発見が難しいということです。
こうした問題に対して、新しい研究は、恒星の磁気圏と惑星が起こす相互作用を利用して、電波観測から小さく岩石でできた惑星を探し出しています。
この方法を使えば、地球のような惑星がもっとたくさん見つけ出せるようになるかもしれないません。
この研究は、オランダの電波天文学研究所ASTRONのH.K.Vedantham氏を筆頭とした国際的な研究チームより発表され、『Nature Astronomy』および『The Astrophysical Journal Letters』に掲載されています。
Coherent radio emission from a quiescent red dwarf indicative of star–planet interaction
https://www.nature.com/articles/s41550-020-1011-9
https://i2.wp.com/nazology.net/wp-content/uploads/2020/03/bb3e5b03b3bc1d1b70983867483c3d04.jpg
続きはソースです
https://nazology.net/archives/53404