0001しじみ ★
2019/04/13(土) 02:41:07.27ID:CAP_USERTIRによって撮影されたSCIが降下していく様子 https://youtu.be/AyGHWF8B92s
宇宙航空研究開発機構(JAXA)は4月11日、4月5日に実施した小惑星探査機「はやぶさ2」の衝突装置(SCI)の分離運用の結果についての説明会を開催。同日時点の機体状況や、画像の取得状況などの説明を行った。
既報のとおり、SCIが作動した結果と思われるイジェクタ(噴出物)を撮影することに成功しており、はやぶさ2における工学目標のミニマムサクセスの1つ(衝突体をリュウグウに衝突させる)が完了したこととなる。
現在はやぶさ2は、ホームポジション(HP)への復帰に向けて移動を行っており、4月8日に搭載されているONC-W2によりリュウグウを補足して位置を把握、4月9日にスタートラッカ(STT)でもリュウグウを撮像し、併せてHPに向けた軌道制御(TCM1)も行ったとのことで、4月18日ころにHPに復帰する予定。HP復帰後は、本当にクレーターが形成されているのか、などの観測運用を行う予定としている。
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取得されたデータから、SCIの分離はリュウグウの高度約500m付近で切り離されたほか、SCIの作動高度が約高度300m付近、分離時のはやぶさ2の誤差精度は10m以下、予定通りの速度で分離できたとのことで、ほぼほぼ完璧に分離できたという評価だという。
また、SCI分離運用時には、はやぶさ2のONC-W1というカメラで撮影した切り離された直後のSCIの画像が公開されたが、今回は新たに中間赤外カメラ(TIR)によって撮影されたSCI画像をつなぎ合わせた動画が公開された。
https://news.mynavi.jp/article/20190412-807836/images/001.jpg
TIRからはSCIとリュウグウの地面の両方が撮影できており、2秒に1枚の間隔で30枚ほどの画像を撮影(時間にして60秒)。今回はそれをつなぎ合わせる形で動画として公開された(SCIの回転方向は時計回り)。JAXA宇宙科学研究所「はやぶさ2」プロジェクトチーム 中間赤外カメラ(TIR)担当の岡田達明 准教授は、「リュウグウ表面とSCIを同時に捉えたが、SCIがちょうど画像の真ん中に動いていっており、かなり理想的な角度で分離されたことを示している」と説明する。ちなみに、この理想的な角度の分離には、SCIの重心のバランスが非常に重要ということで、同プロジェクトチームのプロジェクトエンジニアである佐伯孝尚 助教が火薬の位置やSCIのはやぶさ2への取り付け位置などを踏まえ、種子島で打ち上げ直前に調整用の重りをつけ、最善のバランスになるよう、細かな配慮の結果をした結果だという。
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