>>349
>p.67『実験では毎回、4つの物理量のうち2つだけを選んで測り、残りの2つは測らないことになる。だが左の表では、測っていない物理量にも1か-1のどちらかの値が振られている。

この設定だと、量子ペアでさえ、不等式を破らないことになってしまう。
量子もつれとは、一方の粒子を観測し状態が確定すると、他方の粒子の状態も確定する。言い換えれば、左側の測定を行うと右側の状態も確定する。つまりAまたはBを測定し値が確定すると測定せずともU 及びVは値を持つ。逆もまた然りだ。
引用部分の「4つの物理量のうち2つだけを選んで測り、残りの2つは測らないことになる。」という設定が、量子ペアにも適用できる。

>>349
>つまり「測定する・しないに関係なく、物理量値はそこにある」という素朴実在論に立っている。」

量子ペアは、一方を測定すると他方は、純粋状態から混合状態になるので、「測定する・しないに関係なく、物理量値はそこにある」ということが、量子ペアでも言えるのだ。
そうするとこの論法では、量子ペアでさえ、不等式が破れないことが導かれることになる。
したがって、日経に書かれた論法は、正しい論法ではないということだ。