■〜より高い精度の気温長期変化傾向の解析が可能となります〜

■報道発表日

平成31年3月6日
概要
 全国の気象台等における気温のデータセット(日平均気温、日最高気温、日最低気温)が完成しました。これにより、気温については、観測開始から全てのデータをご利用いただくことで、より高い精度の気温長期変化傾向の解析が可能となります。

■本文
気象庁では、全国の気象台等における過去の観測データについて、順次デジタル化と品質管理を実施して公開を進めてきました。今般、気温のデータセットが完成しましたので、以下のデータを公開します。


■新たに公開するデータ

 全国の気象台等における気温データ(日平均気温、日最高気温、日最低気温)について、観測開始から1909年までを中心に未公開だった全てのデータを新たに公開します。また、デジタル化と品質管理が済んだその他の要素(雲仙岳と西表島の降水量、一部官署における日最大風速や降雪の深さの日合計等)についても公開します。さらに、これらのデータを基に、月別値・年別値・極値等を再計算しました。
 これらのデータは、気象庁HP「過去の気象データ検索」で平成31年3月7日(木)以降にご利用いただけます。


■想定されるデータ利用

 月最高気温、月最低気温、真夏日日数や猛暑日日数などのデータが観測開始まで作成されたため、より長期間の気温変動の解析が可能となり、地球温暖化を含む気候変動の監視や調査研究、気候変動の影響評価等への利用が期待できます。
問い合わせ先
 観測部 計画課情報管理室

■資料全文

観測開始からの気温データセットが完成しました〜より高い精度の気温長期変化傾向の解析が可能となります〜 [PDF形式:475kB]
http://www.jma.go.jp/jma/press/1903/06a/20190306_digdata.pdf

http://www.jma.go.jp/jma/press/1903/06a/20190306_digdata.html