日本は昔から昆虫を鳴き声などで愛でる文化があって
それに18〜19世紀のヨーロッパの博物学的な昆虫採集・収集文化が戦前に入って来て
戦後は身近な自然は減ったがメディアで昆虫の生態を放送したりして人気の昆虫が相変わらず出来て

という具合に、昆虫好きになる人を一定数確保している

戦前には生糸産業が日本の外貨稼ぎのメインだったし、皇室行事にも皇后による繭からの糸つむぎがあったりして
昆虫に詳しい人を少数であっても確保しないといけない仕組みになってるんだよなあ

でもミツバチやカイコだけじゃ儲からんと言う事で、昆虫の生理学関連だと今ではハエの抗菌タンパク質とか
あらゆる事をやってるな
そして、一部で昆虫食のすすめ運動なんてやっている

昆虫採集は、倫理的な問題はあるにしろ非保護種を1種類1匹、オスだけ採集して標本にするというルールなら
多くの人が参加してもいいかもな

でも、マニアになると1つの斜面に発生しているチョウを全て採集して、色彩変異のある個体を見付けて珍重する、
という具合なんだよなw
でもそうやって見つかったとある変異について染色体上の部位まで見付かったりして新たな学術研究に役立つこともある訳で
ガチガチに保護すればいいって訳でも無いんだよなあ

日本だとカブトムシやクワガタは子供たちに人気だが、ヨーロッパの多くの国でヨーロッパミヤマクワガタは保護されていて採集禁止だな
わざわざ広葉樹材を集めてまとめ、金網で覆って保護してその中で幼虫が育つ場所を確保したりしている
ドイツでも採集禁止だったか