九州電力は13日午前の取締役会で、玄海原発2号機(佐賀県玄海町、出力55万9千キロワット)を廃炉にすることを決めた。午後には立地自治体の佐賀県や玄海町に報告する。東京電力福島第一原発の事故時、国内には原発が54基あり、その後、20基の廃炉や廃炉方針が決まっている。今回で21基目になる。

 複数の九電幹部によると、原発事故後の新規制基準で求められたテロ対策施設を建てるための土地の確保が難しいことが響いた。

 玄海2号機は原発事故の直前に検査のために運転を停止、そのままになっていた。2021年3月に原則40年の運転期限が迫り、九電は運転を延長するか、廃止にするかを検討していた。

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朝日新聞デジタル
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