「自動運転の普及は街の交通網をマヒさせてしまう危険性がある」
という指摘
2019年02月11日 18時00分00秒
https://gigazine.net/amp/20190211-auto-vehicle-knock-down-city

「車は人間が運転しなければ動くことができない」という常識が自動運転によって覆され、人間が車を降りた後も駐車場や道路の脇に車を駐車させる必要がなく、そのまま決められたルートをぐるぐると回って待機することが可能になるかもしれません。
この「オートクルージング機能」を利用すれば、都市部の高額な駐車料金を節約できる上に、渋滞の原因となる違法駐車も減ることが期待されています。

Millard-Ball氏のシミュレーションによると、サンフランシスコ市内で2000台の自動運転車がオートクルージング機能を使うと、交通全体の流れはおよそ時速2マイル(約3.2km)にまで落ちるとのこと。
サンフランシスコにある駐車場は60%が有料駐車場であり、1時間あたりの平均駐車料金はおよそ3ドル(約330円)であるのに対してオートクルージング機能の1時間あたりのコストは50セント(約55円)と低いものの、
その代償としてサンフランシスコの道路は激しい混雑に見舞われるとMillard-Ball氏は論じています。