3日朝早く、西日本の上空で光の玉のようなものが流れ落ちる様子が目撃され、専門家は「小惑星のかけらなどが大気圏で燃え尽きる際に光る火球と呼ばれる現象だ」と分析しています。

3日午前5時前、西日本を中心に、光の球のようなものが上空を流れ落ち、ひときわ明るく輝いたと目撃情報などが相次ぎ、NHKが設置した複数のカメラでもその様子を捉えました。

映像では、上空を北の方角から南に向かって光の球が流れ、一瞬強く明るく輝いたあと、消える様子が確認できます。

ツイッターでも、四国や中国地方、関西の住民からとみられる「隕石(いんせき)が落ちてきた」とか「火球っぽいの流れた」などといった書き込みが相次ぎ、香川県内の住民とみられる書き込みでは「爆音で目が覚めた」「すごい音がした」など、光だけでなく大きな音がした様子がうかがえます。

国立天文台の縣秀彦普及室長は「小惑星かすい星のかけらが大気圏に突入し、燃え尽きる際に光る『火球』と呼ばれる現象であることに間違いない。今回は明るさからいってかけらは大きいと10センチ程度の可能性があり、比較的大きなものだ」と分析しています。

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https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190103/k10011766421000.html