山形県の板垣公一さんが11月14日、おとめ座の銀河に超新星2018imfを発見した。板垣さんの超新星発見個数は今年7個、通算138個となった。
【2018年11月28日 Transient Name Server】

山形県の板垣公一さんが11月14日20時47分ごろ(世界時。日本時では15日5時47分ごろ)、おとめ座の銀河PGC 42710(VCC 1931)に15.8等の超新星候補天体を発見した。天体の位置は以下のとおり。

赤経 12h42m41.39s
赤緯 +13°15′55.00″(2000年分点)
■PGC 42710周辺の星図と、DSS画像に表示した超新星。
http://www.astroarts.co.jp/article/assets/2018/11/14753_chart.png

2018imfの符号が付けられた後、東広島天文台・かなた望遠鏡で行われた分光観測によりIIP型超新星らしいことが確認された。

板垣さんの超新星発見は今年10月以来で、今年7個目、通算138個目(独立発見を含む)の発見となる。

なお、板垣さんはこの超新星発見の約5分前にも、同じくおとめ座の銀河NGC 4697に超新星候補天体2018imdを発見している。こちらも超新星と確認されれば、2015年12月7日(世界時)以来となる、一晩で複数の超新星発見となる。

■おとめ座の超新星(および候補天体)の発見画像(撮影:板垣さん)
http://www.astroarts.co.jp/article/assets/2018/11/14754_itagaki.jpg

http://www.astroarts.co.jp/article/hl/a/10338_sn2018imf