【11月7日 AFP】
中国は6日、広東(Guangdong)省珠海(Zhuhai)で開幕した「中国国際航空宇宙博覧会(Airshow China)」で、同国初の有人宇宙ステーション「天宮(Tiangong)」の模型を公開した。天宮は各国が共同運用する国際宇宙ステーション(ISS)を置き換える存在となる予定で、中国の宇宙開発の野心を象徴するものともなっている。

 同博覧会は、隔年で開かれる同国最大級の航空宇宙ショー。公開された全長17メートルのコアモジュールは、今年の博覧会の目玉の一つとなった。

 天宮の居住・作業空間に当たる円筒形のモジュールの周囲には、大勢の来場者が集まった。天宮には、さらに2つの実験用モジュールと、ソーラーパネルも設置される。重量60トンの天宮には宇宙飛行士3人が常駐し、生物学や無重力研究に取り組む。2022年には組み立てが完了する見込みで、寿命は約10年とされる。

 一方、米ロ加欧日が共同で1998年に運用を開始したISSは、2024年ごろに引退する予定。以後は天宮が唯一の宇宙ステーションとなるが、重さ400トンでサッカー場ほどの面積を持つISSよりはずっと小規模となる。(c)AFP

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