「ミスター半導体」と呼ばれ、文化勲章を受章した元東北大学長の西澤潤一(にしざわ・じゅんいち)さんが21日に死去した。92歳だった。葬儀は近親者で営んだ。お別れの会を後日開く。

 第3のトランジスタといわれ、大電力用から高速コンピューターまで応用範囲の広い半導体の一種「静電誘導トランジスタ(SIT)」を発明。半導体レーザーや光ファイバーなど光通信の基礎的な技術も開発し、ノーベル賞候補と言われた。

 74年日本学士院賞、83年文化功労者、89年文化勲章。東北大、岩手県立大、首都大学東京の各学長を歴任した。

https://portal.st-img.jp/detail/93f37385280e430a5dd744d49a5ec4cc_1540542111_1.jpg

毎日新聞
https://mainichi.jp/articles/20181027/k00/00e/040/008000c