>>184
戦車みたいに、小さな船体に巨砲を一門だけ積むという艦は実際に作られたことがあって、日清戦争時代の日本の主力艦だった通称三景艦がそういうコンセプト。
しかし、この艦の主砲はほとんど使い物にならなくて、実際は副砲だけで戦っていた。
なんで主砲が使い物にならなかったかと言うと、船体が小さいと主砲を撃った時の反動で起こる動揺が激しすぎて次弾を撃てるようになるまでの時間がかかりすぎるから。
結局のところ、不安定な海上で巨砲を運用するなら動揺を抑えられるように船幅と重量のある巨大な船体が必須ということで、巨大な船体が必須なら、砲も船体の予備浮力相応にできるだけ多くの砲を積む方が合理的といのが海の結論。
陸でも艦砲並みの巨砲を運用する列車砲が作られたことがあるが、その土台が小さなシャーシだけで済むのは堅い地面が反動を抑えてくれるからだな。