【考古学】5000年前の共同墓地から「社会階層のないコミュニティ」が存在した痕跡が見つかる[08/22]
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ある程度の人間が寄り集まってコミュニティを作るようになると、コミュニティ内における貧富や能力の差によって社会階層が形成されるようになるもの。権力の有無や性別、年齢による格差は、紀元前の社会においても生み出されていました。大がかりな共同作業を行う上では一定のヒエラルキーが存在しているほうが有利かもしれませんが、東アフリカのケニアで見つかった5000年前の共同墓地からは、「社会階層を持たないものの大規模な共同作業を行うコミュニティ」が存在した痕跡が発見されています。
Kenya burial site shows community spirit of herders 5,000 years ago | Science | The Guardian
https://www.theguardian.com/science/2018/aug/20/kenya-burial-site-shows-community-spirit-of-herders-5000-years-ago
ケニアの北西部に位置するトゥルカナ湖は、水鳥の大規模な生息地である上に数百万年前の人類の化石も発見される場所であり、トゥルカナ湖一帯を含むトゥルカナ湖国立公園群は世界遺産にも登録されています。ニューヨーク州立大学ストーニーブルック校の准教授を務める人類学者のエリザベス・ヒルデブランド氏は、そんなトゥルカナ湖の近くにあるロサガム北柱遺跡で10年以上にわたって発掘調査を行っています。
ロサガム北柱遺跡には4000〜5000年ほど昔の人々が建造した、巨石によって示された直径30mほどの広場が存在しています。広場の中央には空洞が作られており、その中には少なくとも580体以上の遺体が寄せ集まって埋葬されており、共同墓地として使用されていたと考えられているそうです。
農耕社会では共通の歴史や文化にもとづいて大きなモニュメントが建造され、家族を超えたコミュニティ全体の結束を強めていました。より大規模なコミュニティを作ることで、人々は技術や文化を大きく発展させることができますが、同時にコミュニティ内での格差が生まれやすくなるのも事実です。
ところが、ロサガム北柱遺跡で発見された広場を作ったのは農耕民族ではなく、移動しながら牧畜を行う遊牧民だったとのこと。農耕民族以外がコミュニティを作り、大規模なモニュメントを建造していること自体も珍しいそうですが、ヒルデブランド氏らは「埋葬された遺体の状況からして、このコミュニティには社会階層らしきものが存在していた痕跡がない」ことに注目しています。
遺体はいずれも密接に寄せ集められた状態で空洞の中に収められていて、権力者らしき遺体だけが隔離された場所に納められているということもないそうです。また、大人や子ども、男性も女性も等しく手の込んだ装身具に身を包まれており、特定の遺体だけが華美に飾られている痕跡もありませんでした。
トゥルカナ湖周辺を含む東アフリカでは、メソポタミアやエジプト、アジアで組織的な農業が行われるようになった時代でも、人々が十分な食料を得るためには牧畜が最も適していたため、農耕社会が発達しなかったとのこと。ヒルデブランド氏は、「農耕社会が発達するに従って社会階層が形成され、特定の人々が権力を握って富を増やし、貧富の差や健康状態にも差が現れるようになりました。一方で、遊牧民が形成した社会にも同様の変化が現れたのかどうかは、非常に大きな謎です」と述べており、ロサガム北柱遺跡はこの謎を解くヒントになるかもしれないとしています。
ロサガム北柱遺跡で発見された広場がどのような役割を果たしていたのか、詳しいところは判明していませんが、遊牧民が集合してお互いの持つ情報を交換する場として使われていたのではないかと考えられています。周辺地域の情報をコミュニティに属するほかの遊牧民から仕入れることは、自分自身が食べるものを探すためにも、家畜を養うためにもとても重要なことでした。
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GIGAZINE
https://gigazine.net/news/20180822-burial-shows-herders-community-spirit/ パヨクが喜びそうなニュースだなw
階級闘争史観ってホントにキモいよね 社会階層のないコミュニティは、一つのコミュニティをなすと思うが?
ん〜? なんだって〜? 聞こえんな〜? >>1
権力を欲しがるやつがいたら殺したんじゃね?
要するに目立ちたがるやつを >社会階層を持たない
この時代だとテクノロジーがしょぼすぎて、
モノで格差なんかつけられないんじゃね? >大人や子ども、男性も女性も等しく手の込んだ装身具に身を包まれており
グループ全員が貧乏でも、葬式だけは頑張るのだ。 縄文人も貝塚(=ゴミ捨て場)に「埋葬」してたんじゃね? 現代の狩猟民族にも階級はあるのに
古代にない訳無いだろ
平等社会主義幻想だっけか なんだ理想郷なのか?
へんな理念主義者は、ほどほどというバランスを超えた還元主義的理想社会を構築しようとして社会をズタズタにする
例は王莽 そういう理想郷みたいなのが存在してたとしても
強いリーダーシップを持った指導者がいなけりゃ
外敵に攻められたらイチコロで滅亡だわな 580体分て異常に多いな。何世代分なんだろ?
不安定そうな資源をそんなに長期間利用出来たのか? NHK職員がイランの遊牧民族の家にホームスティーしたら、イスラム教なのに男女一緒に暮らして
女性は簡単なベールしかかぶらず髪が丸見えで、男女一緒に食事してお茶のんで女性も堂々として
フレンドリーだった。
遊牧民族はそうなのかも。 早合点だろ。あほ臭さ。
女子高生なんて2人いれば階層ができるし。
同じ階層!となぜ考えないんだ? 狩猟採取民族の方が、強力なリーダーシップが必要で
階層分化が激しいはずなんだが。無能なリーダーに従
ったら、判断ミスでコミュニティ全滅とか有るから。 統治体制は5000年前から進歩してないな
政治学や法学はもう少しまともな学問目指さないと 日本の石器時代も死者に階級を持たせなかった文化でしょう >>19
遊牧民族は家畜が資産の目安となるから
狩猟民族より階級化は強いし貧富の差が激しいよ 自然淘汰、選択により結局そのコミュニティは現代まで残らなかったんだろう
それが全てだよ >>19
イスラム教で男女が別(イスラム寺院の入り口は男女別)なのは、家の外だからで
家の中だと普通に男女一緒じゃないの? 今の日本だって墓の規模はそんなに差が無いと思うが。
それで貧富の格差はどうかというと。 王墓が未発見、もしくは死んだら平等的な思想だった可能性 ただのでかい家族だなw
水の管理者がいなかったって事だから、干ばつでもあったらどんどん亡くなったか
あるいはひたすら水の多そうな地域に移動したか そりゃ狩猟民は自然とともに生きるわけですから
小さな部落を作って森のなかに散らばっている
彼らには横のつながりしかない 「絶対に階層はあるぅ! >>1も読めずに、遊牧民にも断固たる絶対的階層の山があるぅ! 人間本来そうのはずぅ! でなけりゃ、おれらが生涯イジメられのヒキの底辺のはずがないぃ 理屈は取ってないが俺らの狭い視野では世の中全部そうのはずぅ!」 リーダーに従う方が混沌としてて秩序が無いのに
すっかり洗脳されてる日本人
だから集団が弱く
もろに煽りを受けるITは後進国 サルの社会は何も生産してないのに、階層化されてるし
農業革命によってリーダーが必要になったって、どこまでホントなんだろな 貧富の差ができたのは、稲作が始まってからなんだよ。^^ 狩猟や採集では、
それほど多くの富を蓄えておくことが
できなかったからだといわれている。 遊牧は、あまり大規模に行うと、草が無くなってしまう。
無くならないように、移動をしているんだけど、
多すぎると食べ尽くしてしまう。 >>19
イランで戒律が厳しくなるのは1970年代のイラン革命以降だ
女性が水着で海水浴だってしてたんだよ、あの国は
NHKだか知らんが、何も知らないんだなw なるべく多くの富を自分が優先できるか?
そこに独り占めという概念が加わると
嘘と力で塗り固められた歪な社会が誕生する
傲慢な階層が安定すればそのコミュニティは
カルトの様相を帯びた共産社会へと発展して行く >>1
>農耕民族以外がコミュニティを作り、大規模なモニュメントを建造していること自体も珍しい
これが社会階層だろ
ヴァカじゃねえのか 共同作業の指揮をとる長老ぐらいはいたんじゃないのか? リーダーは、亡くなる暫く前に交代してて、偉い人状態では亡くなる事が無かったのかもね。 >>1
全員奴隷だったんじゃねえの
ゴリラや猿にもヒエラルキーはあるからな
残る形で表現されてないだけやで 人が社会階層と呼ぶものは役割分担であって階層や階級といった概念は勘違いである
年収数十億円の人も労働者もワープアな人もニートもその社会構造の役割を演じているに過ぎない
猿人くらいだと既にその集団内における自己の優性劣性といった概念が存在しているけどもっと低次な生き物だと同種個体間で優劣(脅威という意味で)の解釈はないのではないかな
個の意識が強くなり人の敵は人である人間が生物的にみれば異常なのだろうね >>59
たしかに
ボス猿の墓がでかいとか聞いたことないな こういう階層なきコミュニティは、結局のところ、周囲の階層あるコミュニティとの交易に依存している。
このような一地方的無階層コミュニティは、やがて周囲の階層コミュニティに飲み込まれ、長続きしない。
・・・と、マルクスも「ドイツ・イデオロギー」で言っている。 ゲルマン人の理想なんかカッコ良かったよ
彼らが森に暮らし農耕をしなかったのは豊かな者と貧しい者に分かれるからなんだって 戦士集団だったアパッチ族には「酋長に戦士が服従する」という義務も風習もない。戦士は結束はしてもすべて個人行動で動くものであって、戦士たちはジェロニモ個人を慕って抵抗戦をともにしたのである。 たとえばむかーーしのヨーロッパは平野地帯のど真ん中に教会(キリスト教)があって、
そこに毎日通えるように放射線状に家々が建っていたそうだ。しかも玄関は教会に向かってる。
そういう信仰心だけで成り立ってるコミュニティーは階層は無いだろうな。信仰心を権力に用いる野心家が現れればおしまいだったろうが。 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています