【植物学】第二の「緑の革命」を起こし得る新しい品種の稲が開発される[08/17]
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従来の品種よりも多くの収穫をあげることができる稲や小麦などを開発するために、窒素吸収能力を強化する遺伝子を特定して少ない肥料でより多くの収穫が期待できるような新しい品種の稲を開発したという研究が報告されています。この研究はかつて「緑の革命」と呼ばれた大規模な農業革命を引き継いだもので、使用する肥料の量を減らすことで環境への影響を減らすことができると期待されています。
‘Green revolution’ crops bred to slash fertilizer use
https://www.nature.com/articles/d41586-018-05980-7
1940年代から1960年代にかけて、「より多くの収穫量を望める品種の導入」「より効率的な灌漑(かんがい)の敷設」「化学肥料や農薬の大量投入」などによって、穀物の生産性が飛躍的に向上した一連の取り組みを「緑の革命」と呼びます。その後も農業の革命は続き、1961年におよそ7億7400万トンだった世界全体の穀物収穫量は、1985年には倍以上の16億2000万トンに増加しています。
カーネギー研究所の植物科学者であるキャスリン・バートン氏は「『緑の革命はもう終わってしまった』と思っていたとしたら、それは間違いです」と語り、倍以上の収穫量を得てもなお、穀物の栽培技術にはまだ改善の余地があると指摘しています。
穀物を含め、植物が成長するためには窒素などの栄養分が必要です。栄養分や微生物を多く抱えた肥えた土地であれば、作物は十分栄養分を吸収できますが、そうでない場合は化学肥料が必要となります。2015年だけでも、世界全体でおよそ1億400万トンの肥料が使われたといわれています。
by U.S. Department of Agriculture
中国科学院農業化学部門の研究者であるシャンドン・フー氏は、大量の化学肥料の使用は農民にも環境にも有害であると述べています。「農地に含まれた過剰な栄養が川・湖・海に流れ込むと、藻類の大発生を招いて水中の酸素を消費し、魚をはじめとした水生生物を窒息させてしまう原因となってしまいます。そのため、少ない肥料で高い収穫量を得られるような品種を作り出す必要があります」とフー氏は主張しています。
フー氏率いる研究チームは、植物の窒素吸収不良と低身長の原因と特定されている「DELLAタンパク質」と呼ばれる物質に注目しました。従来の作物では、植物ホルモンのジベレリンによってDELLAタンパク質の分解が促進されます。しかし、「緑の革命」で開発された品種は、台風やモンスーンによって収穫前に倒伏するのを防ぐため、植物の丈が低くなるような品種改良が行われています。研究チームは、「緑の革命」で開発された品種の中でDELLAタンパク質の分解システムがなんらかの理由で機能していないと考えました。
そこで、研究チームは通常よりも丈が低い矮性(わいせい)を示す稲36種類のDNAを比較し、それぞれの品種の窒素吸収能力を調べました。そして、DELLAタンパク質のコードとなる遺伝子と、成長調節因子(GRF4)と呼ばれるタンパク質の遺伝子を同定しました。フー氏はGRF4が植物への窒素・炭素の吸収を促し、代謝と成長を促進させ、さらにこのGRF4がDELLAタンパク質の影響を打ち消すことを発見しました。
そこで、研究チームはGRF4をより多く発現するような稲を開発して栽培しました。その結果、「緑の革命」で開発された品種よりも少ない肥料で十分な収穫量を得られました。研究チームは、この稲を新しい品種として登録し、特許を申請しているところだそうです。
デラウェア大学の環境品質の専門家であるジェニファー・フォーク氏は、過剰な窒素や栄養素によって引き起こされる環境への害が軽減されるため、この戦略は有望だと述べています。しかし一方で、カーネギー研究所の環境技術者であるアンナ・ミカラック氏は「勝利したと思うような時はいつも、予想できなかったことが起こるものです。そして、何が起こるのかを予想できるほど、私たちは賢くありません」と、新しい品種の誕生に対して慎重な姿勢を示しています。
https://i.gzn.jp/img/2018/08/17/green-revolution-crops/a02.jpg
GIGAZINE
https://gigazine.net/news/20180817-green-revolution-crops/ 窒素は大気中からまかなえる可能性があるけど、
リンとかその他はやっぱり補充しないとダメだよな? >>12
植物自身は空中の窒素を利用できるわけじゃないでしょ。
車の排ガスの中の窒素酸化物なら使えるけど。
>>10
アンモニア合成するニトロゲナーゼの酸素への弱さを克服するために細菌すら専用の細胞への分化が必要なくらいめんどくさいから、
イネやコムギと共生してくれる窒素固定細菌作ってばら撒いた方が早そうだが、そんなことしたらイネ科雑草だらけになるんだろうな。 作物に窒素固定の能力を与えることができれば“空気を肥料とする”農業が実現できると考えられていますが、その実現には技術的に克服すべき課題が数多く立ちはだかっています。
今回、窒素固定酵素の遺伝子をシアノバクテリアに導入し、光合成生物として初めて窒素固定酵素の移植に成功しました。
この研究成果は、作物に窒素固定能力を与えるという最終目標への大きな一歩となります。
http://www.jst.go.jp/pr/announce/20180509/
これと併用しよう それより低収量でいいから水が少なくて済む品種作ってにして砂漠で稲作しろよ
そうすりゃ耕地面積の問題は解決 >>15
これとC4作物化遺伝子とか組み合わさったら少ないとんでもない収量になるな 問題は水の確保になるな >>20
×少ないとんでもない収量
○少ない肥料でとんでもない収量 人類がいなくなった後は鳥類のかっこうのエサになるな 緑の革命ってGHQが日本から奪った
農林10号(小麦)が元で
しかも日本人じゃなくてアメリカ人が
ノーベル賞取ってるじゃないか >>1
緑の革命は畜産廃止でもできる。
畜産は、18%のカロリーしか供給しないのに、世界の食用作物の4割を消費している。
肉を育てるには5倍程度の植物が必要だからだ。
畜産は即時廃止し食用作物を解放すべき。 >>20
結局そこが問題になってくるから、マングローブの遺伝子入れて海水で育つようにしよう
そうすれば完璧な鬼穀物になる >>1
この文章読みにくい
訳者も分かってないのかな 次の緑革命が来るとすれば海水で育つ稲だろう
サバクを海水を引き込んで田んぼにできるから耕地が無尽蔵に増やせる >>28
海の上に発泡スチロール製の田んぼができるかもしれん JICAがネリカ米という新品種を開発してアフリカ各国で広めてるのは知ってる その稲の収穫後は草一本生えない不毛の大地が広がったりして。 >>29
そっちの方がいい
砂漠に海水を引き込むとどんどん塩田になっちゃうw
大量に出来た塩化マグネシウムから太陽光発電でマグネシウムを生成し
出来たマグネシウムを電池として使って昼夜電力の差を減らすなんてのも出来るが
それはまた別の話として
あと発泡スチロールより、そこらの石灰岩を原料にした
超軽量コンクリートというのもある
これは水に浮く >>17 日本は海洋国だから海水で育てることのできる稲、麦、とうもろこし、大豆とかに憧れるよな。
品種改良で何とかならないのかな海上に筏(メガフロート等)を浮かべてその場にある海水で水耕栽培をするって感じのやつ。 >>34
あれはまだ薄めた海水で育った!というレベルであり、
3%の塩水でも育ったぞ!って訳ではないとの事 科学ってより政治の話だろうけど、革命的に凄い効果があるなら扱いは慎重にな
他の品種駆逐した後に致命的な何か見つかって最早戻せないとか勘弁よ >>38
というか単一品種だと、もし病気にかかったら全部終わる、という運命からは逃れられん 味と臭いは最重要課題だな
いくら安くなっても、まずかったり臭かったりしたら誰も買わん >>41
粉にして加工すれば良いのでは?沢山とれるなら価格面で小麦と競えるかと >>43
白人至上主義+女性優遇社会が全世界、途上国の隅々まで行き渡れば
いつかは人口は全世界で減り始める
それを実現できる穀物と食肉の生産量を全世界で実現できるかどうかが問題だ 食糧問題は海水で育つ稲、麦作ったほうが早いんじゃね? >>37
それでも、汽水で農作物が作れるとなると、耕作面積が格段に増えるし、諫早湾みたいな事も無くなる。 長期間ある品種の稲を食べてづけていると、アルツハイマーなどになるような
トリックがしかけられていたら、そう想像すると恐ろしいものがある。 >>47
俺が世界の帝王なら絶対に実行する
特に貧しい人間に対して 海水で育つホテイアオイがあれば人類の問題の多くは解決する >>48
日本を見れば分かる通り
白人っぽい容姿のごく一部の人間だけが恋愛勝者になったり
あるいは企業への就職が有利になりそれ以外の人が
恋愛難民化したり、あるいは収入不十分で結婚できなくなったりする
それで勝ち組にしても2人以上の子供は作らないので、出生率1.4前後となって
どんどん人口が減り続ける
東アジアのモンゴロイド国家である程度以上の所得になった国は
全てこれでやられてしまった
問題はアフリカだよなあ
ケニア辺りで、色が黒じゃなくてチョコレート色がいいんだよとかやり始めている
昔はルワンダを統治したドイツがコーカソイド的な容姿のツチ族は北から来た遊牧民だからと
土着とされたフツ族より多くの家畜を持てる、などと差を付けてしまい
これが後のルワンダ大虐殺に繋がった
現時点ではアフリカ人は「俺たちは白人よりスタイルも良く活力もある」という誇りをもって生きているが
彼らにサラリーマン社会を受け付けてコンプレックスを抱えた集団を作り出すと、一気に少子化が始まるだろう 緑の革命は、短稈品種にして耐倒伏性をあげてる。
丈が長いと台風で倒れて水に浸かって腐るからね。今回の遺伝子は、短稈にするための遺伝子が窒素の同化を下げて短稈にするってことでしょ。
実験室で安定した環境なら収量が増えるかもしれないが野外で丈が伸びたイネが倒れて収穫できませんでしたってなったら笑うわ。 >>53
アメリカ白人ですら出生率は1.8とかになってきた
今の人口増は中南米から移民で入って来るお陰だけだ >>56
マメ類で、今より必須アミノ酸をもっと動物性たんぱく質に近い組成で
含むものを遺伝子組み換えでもいいから作れないのかなあ 塩に強いことの副効用として、アイスプラントみたいに塩味が付くような穀物があったら面白いのにな >>1
いねの特許ってたった25年
実証栽培に10年利益出せる期間が15年
最初から無料で公開した方がいいぞ >>39
最近はバナナがやられたしな
稲も緑の革命でやらかしてるし >>4
ああ、通りで……
理解しづらいのは眠いからじゃなかったのか ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています