発火というのは化学反応であり、発火する温度に達しないと化学変化は起こらないか
小さい変化にとどまる
水素と酸素が水の中で高濃度で隣接しても化学反応で燃焼が発生しないのと同じだ。

爆発事故のほぼほとんどが低温で融け熱を放散できないリチウムポリマー電池であり、
ポリマーではない円筒型金属筒のバッテリーが比較的安全なのは、燃焼温度まで上がりにくい
絶縁となるセパレータが破れて電極がショート(発熱)しにくいからだ。
リチウムポリマーではないそれらは金属の部分で重量が重いが煙だけで収まり人身事故には
なりにくい。金属が化学反応を停滞させ反応がゆっくり起こるってことだよ。

今回の全固体電池のようなそれは固体なのでリチウムが金属化しにくいとか、変形しにくいとか
内部の電極におけるデンドライト成長が起こりにくい、故にリチウム金属そのものが危険物質
なのだがそれに着火する暴走反応になる状況に至らないってこと。