【生物】ウナギ、コカイン中毒の可能性[06/25]
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■川に含まれる微量薬物でも影響、性成熟できない、繁殖地に行けない可能性も
絶滅危惧種のウナギがコカイン中毒になっているかもしれない。
2018年6月に学術誌「Science of the Total Environment」に発表された論文で、その可能性が明らかになった。
社会は違法薬物の問題に取り組み続けているが、
下水とともに川や海に流れ込んだ薬物がほかの種に及ぼす影響はよくわかっていない。
そこで、科学者たちは研究のため、ヨーロッパウナギを50日間、
川に含まれている程度の微量のコカインにさらし、その影響を観察することにした。
ヨーロッパウナギの生活パターンは複雑だ。
ヨーロッパの淡水域または汽水域にやってきた稚魚は成長しつつ5〜20年を過ごし、その後、産卵のために大西洋へ出る。
目的地はカリブ海と米国東海岸のすぐ東にある北大西洋のサルガッソー海だ。
野生の個体数は減少しており、国際自然保護連合(IUCN)のレッドリストでは
「近絶滅種(critically endangered)」に分類されている。
ダム建設などによって水路が変わり、移動が妨げられているほか、乱獲や水質汚染も減少の一因となっている。
論文によると、ヨーロッパウナギは特に稚魚の段階で、微量濃度のコカインの影響を受けやすいという。
今回の研究を率いたイタリア、フェデリコ2世ナポリ大学の生物学者アナ・カパルド氏は
「世界中の表層水に違法薬物とその代謝物質が存在することをデータが示しています」と話す。
なかでも都市に近い水域は深刻らしく、カパルド氏によると、英国ロンドンの国会議事堂前を流れるテムズ川とイタリア、
アルノ川のピサの斜塔付近は特に濃度が高いと言う。
■性成熟が止まる?繁殖地に移動できない?
カパルド氏の研究チームは微量のコカインを含む水にヨーロッパウナギを入れた。
コカインの濃度は実際の川に含まれる濃度を参考にした。
ウナギたちはとても活発になったが、健康状態はコカインにさらされていない個体と変わらなかった。
しかし、その体内では異変が起きていた。
まず、脳や筋肉、えら、皮膚などの組織にコカインが蓄積していた。筋肉は腫れ、損傷も見られた。
生理機能を調節するホルモンにも変化が起きていた。
コカイン入りの水からウナギたちを出し、10日間のリハビリを行った後も、これらの問題は解消されなかった。
「主な機能が何もかも変わってしまう可能性があります」とカパルド氏は話す。
特に心配なのは、コカインによってコルチゾールの濃度が高まることだ。
コルチゾールはストレスによって分泌されるホルモンで、脂肪の消費を促す。
ヨーロッパウナギは脂肪を蓄えてから、繁殖のためサルガッソー海に移動する。
そのため、コルチゾールの濃度が高まれば、移動のタイミングが遅れてしまう恐れがある。
カパルド氏はまた、コカインにさらされたウナギはドーパミンの濃度が高まっており、
性成熟が止まってしまう恐れがあると指摘する。
「このような状況では、繁殖が妨げられる可能性も十分あります」
そして何より、筋肉が腫れたり、損傷したりすれば、
ウナギたちはサルガッソー海にたどり着くことさえできないかもしれない。
続きはソースで
http://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/16/b/062200195/ph_thumb.jpg
ナショナルジオグラフィック日本版サイト
http://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/16/b/062200195/ >>1
この場合「中毒」という言い方は正しいのかな?
コレって要するに、都市排水に含まれる薬物が海中の生物に影響を与えてる、というだけの当たり前なわけで
ドラッグのいわゆる「中毒」とは意味が違うと思うんだが ヨーロッパは何でも環境基準が厳しいから、まるで「キレイな地域」に錯覚するけど
半分くらいはつい数十年前まで旧共産圏で、
工場・家からの汚水は「全部未処理」で川に海に山に土にと流しまくり
埋めまくり捨てまくりで、もう人間が生きてるのギリギリで、
その崖っぷちの最終ラインを守ってるだけだからね。
サポーターのゴミ拾いに気絶する勢いで驚くくらい
連中は自分が汚しても後始末しない。 >コルチゾールはストレスによって分泌されるホルモンで、脂肪の消費を促す。
コルチゾールで痩せるような印象を受けるが、肝臓に貯蔵されている脂肪を皮下
脂肪へ移し替えるので逆に太るのだが。ブラックジャックの「満月病」を読むべし。 環境ホルモンって言葉をあまり聞かなくなって久しいが・・・ >>4
有機水銀中毒はどうするんだw
まぁ、毒物的な中毒だな >>7
だとすると運動療法と組み合わせて処方すれば
運動療法のみよりも脂肪肝が早期に平常になる? ちなみに東京湾は、女の尿の流入が多すぎて、エストロゲン汚染による魚のホルモン撹乱問題がある。 環境ホルモンって聞かなくなった理由は原因が女のションベンだと解ったから >>7
コルチゾールは細胞の種類や組織の部位とか完全に無視してすべての組織を
共通に分解するぞ 日本でも調査して欲しい
特にキーテレビ局の下水を調査すれば、かなりの薬物が検出されそう うーん、無いなぁ
抗がん剤成分とか多剤耐性菌とかの方が圧倒的に15%くらいの可能性だと思う 薬中ウナギがアドリア海で繁殖するようになるかもしれんぞ 次のゴジラの敵決まったな コカインで性成熟しない→無限に成長し続ける。人間に恨みを持って襲う。中国のヘドラと融合し
リヴァイアサンになる。 昔よりうなぎが珍重されてるのはそういう訳だな
やたら近年過剰評価されているマグロにも蓄積してそう >>1
残ったコカインはスタッフがおいしく頂きました 昔から芥子とかそこらに生えてたんじゃないの?
微量の成分への耐性くらいありそうなもんだけど。 ヨーロッパの下水道は、ひどいらしいね・・・
微生物なんて、みんな麻薬中毒になってたりなぁー
と思うぐらいの、検出量だったが・・・
どっかに、記事あるはずだし、暇な人は、大学の図書館にでもどうぞぉ〜 >性成熟が止まってしまう恐れがあると指摘する。
ステータスとか希少価値とか 尿が海に出る、
これは江戸時代みたいに屎尿を畑に撒くとかしても同じ結果になるの?
土壌が分解するよね?
下水道というインフラを考え直したい >>7
クッシング病の話か?
人間がそうだとしてもウナギも同じようになるかどうかは分からないが ウナギは、卵からの養殖技術が待たれている
http://fanblogs.jp/romipappa/archive/113/0 👀
Rock54: Caution(BBR-MD5:842eac59f97f47c0d6fb1bed016df49c) 確か下水処理下は尿に含まれる女性ホルモンが分解できなくて
一見綺麗な水でもそれがかなり危険らしいけど ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています