余剰電力でメタン合成、「日本発」技術追う日立造船
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO33574850Q8A730C1000000/

> メガソーラーなどから生まれる余剰電力を有効利用してメタンを合成する技術開発が進んでいる。
>メタンは都市ガスの主要成分であるため、製造したメタンは既存の都市ガス配管を使って流し家庭などの熱源に使える。
>脱炭素社会の実現を目指し、研究開発で先行する日立造船に技術の現状などを聞いた。
>太陽光や風力が生み出す電気は天候次第で量が変動する。条件がよければ需要量を上回り余ることもある。蓄電池にためるという手段もあるが、
>余剰電力で水を電気分解して水素をつくることも可能だ。一方で火力発電所の排ガスから二酸化炭素(CO2)を分離・回収し水素と合成すれば
>メタンができる。CO2を排出せずにつくった「CO2フリーメタン」、あるいは「カーボンニュートラル・メタン」とも呼ぶ。

>このガスを都市ガスの一部として家庭で用いる。最終的に暖房や調理のため燃やしてしまえば発電所で回収したCO2を排出することになるので、
>完全な「脱炭素」にはならない。しかし排出に対し中立的(ニュートラル)で家庭の熱源を確保できる利点は大きい。