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【宇宙開発】スペースXが開発中の有人宇宙船を公開 今年末にも宇宙飛行士を打ち上げへ[06/07]
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0001しじみ ★垢版2018/06/08(金) 17:03:12.79ID:CAP_USER
宇宙企業スペースXを率いるイーロン・マスク氏は2018年5月21日、
開発中の有人宇宙船「クルー・ドラゴン」の写真をInstagramで公開した。

クルー・ドラゴンは同社にとって初、また民間企業が自力で開発したものとしても初となる宇宙船で、
国際宇宙ステーション(ISS)に宇宙飛行士を運ぶほか、宇宙旅行への活用も目指している。

■クルー・ドラゴン

かつて宇宙飛行といえば、米国航空宇宙局(NASA)など、国の機関が主導する大事業だった。
しかしNASAは2005年、「民間にできるできることは民間に任せる」という方針のもと、
ISSへの補給物資の輸送を、民間企業にアウトソーシングする計画を立ち上げた。

この計画には米国内からさまざまな企業が名乗りを上げ、審査を経て、
最終的に選ばれた2社のうちのひとつがスペースXだった。そして同社は、NASAからの資金提供や技術協力をもとに、
大型ロケット「ファルコン9」と補給船「ドラゴン」を開発。
試験飛行を経て、2012年から現在まで、ISSへの物資補給を定期的に続けている。

そしてNASAはその次の段階として、宇宙飛行士の輸送をも民間に委ねる計画も立ち上げた。
審査の結果、大手航空宇宙メーカーのボーイングとともに、ふたたびスペースXも選ばれた。

スペースXが開発している「クルー・ドラゴン」宇宙船は、ドラゴン補給船をもとに、
宇宙飛行士が乗れるように改良したもので、コクピットにタッチスクリーンが採用されるなど、
先進的な技術がふんだんに取り入れられている。

最大7人の乗員を乗せ、地球とISSとの往復を行うことができる。また月や火星へ飛行できるだけの性能ももつ。

■難航したクルー・ドラゴンの開発

しかし、その開発は難航した。当初は2016年中に無人での初飛行を行い、
2017年から有人飛行が始まる予定だったが、その計画は大幅に遅れることになった。

この遅れは、有人宇宙船を造ることがいかに難しいかを示している。スペースXはNASAと密接に協力し、
また退役した宇宙飛行士を雇うなどして開発を続けてきたが、それでも民間企業が一から宇宙船を、
それもNASAの定める安全基準を満たす宇宙船を開発するのは困難を極めた。

また、スペースXがあまりにも野心的すぎたことも遅れの要因となった。

ロシアの「ソユーズ」など、多くの宇宙船はパラシュートを使って海や草原に着陸している。
しかしパラシュートは風に流されやすく、狙った場所に降ろすことができず、着陸時の衝撃も大きい。

そこでスペースXは、宇宙船に小さなロケットエンジンを装着し、それを噴射しながら着陸させようとした。
同社のロケットは垂直に離着陸できることでおなじみだが、それと同じ仕組みを宇宙船にも取り入れようとしたのである。

これにより、パラシュートのように風に流される心配がなく、マスク氏曰く「ヘリコプター並みの精度で」、
ゆるやかに着陸でき、さらに月や火星など、大気が薄い、あるいは存在しない天体にも着陸できる。
マスク氏は「クルー・ドラゴンは世界で最も進んだ、21世紀の宇宙船だ」と語るほどだった。

しかし、前例のないこの着陸方法に、NASAは安全性の点から懸念を表明。
スペースXは安全であることを証明しようとしたものの、時間やコストの点から断念し、
従来どおりパラシュートで海に着水する方法に変更されることになった。


https://www.newsweekjapan.jp/stories/2018/06/07/save/space001.jpg
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動画
SpaceX Dragon V2 | Unveil Event https://youtu.be/yEQrmDoIRO8

ニューズウィーク日本版
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2018/06/x-5.php
続く)
0002しじみ ★垢版2018/06/08(金) 17:03:28.36ID:CAP_USER
続き)>>1
■NASAとスペースXのジレンマ

困難や設計変更を経て開発が続くクルー・ドラゴンは、ようやく最後の試験の段階に入り、
初打ち上げの時期が見えてきた。現在のところ、今年の夏ごろに無人での初飛行を、
有人飛行は今年末に予定されている。

ただ、NASAはまだ楽観視しておらず、有人飛行が来年以降にずれる可能性も指摘している。
ボーイングの宇宙船「スターライナー」も同様に開発が遅れており、両者ともに、
ISSへの宇宙飛行士の輸送ミッションができるようになるのは2020年以降になるともされる。

民間の宇宙船が完成するまで、ISSへの宇宙飛行士の輸送はロシアの宇宙船を利用するしかない。
しかもロシアは、この状況を好機と捉え運賃を釣り上げており、NASAはしぶしぶその金額を呑まざるを得ない状況にある。

いっぽうのスペースXにとっては、これ以上の遅れを出すことは許されず、現在の同社にとって、
クルー・ドラゴンの開発と、それに合わせたロケットの改良は最優先事項になっている。
かといって、急ぎすぎて安全性をおろそかにすれば大惨事につながる。
同じく開発が遅れているボーイングのスターライナーも同様である。

NASAにとっても、またスペースXとボーイングにとっても苦しい状況にあるが、
この困難を乗り越えられなければ、同社や宇宙開発の未来は、やや暗いものになってしまうだろう。

NASAは宇宙飛行士の輸送を民間に委託することで、浮いた人員や予算を、
月探査や火星探査などに振り分けようとしている。さらに、スペースXのような企業を育成することで、
宇宙産業を自立させ、宇宙の利用をさらに手頃で自由なものにするという狙いもある。
民間の宇宙船が成功しなければ、こうした目論見は瓦解する。

さらに、スペースXにとって真の目的は火星への人類移住であり、
クルー・ドラゴンの開発でいつまでも足踏みしている場合ではなく、これを糧に、できる限り早く、
次の新型宇宙船の開発に進まなくてはならない。

クルー・ドラゴンとスターライナーの開発の遅れは、
人類の宇宙進出にとって必要な"産みの苦しみ"といえるのかもしれない。

ニューズウィーク日本版
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2018/06/x-5.php
0003ニュースソース検討中@自治議論スレ垢版2018/06/08(金) 17:05:41.26ID:UORi0nTL
今年中の打ち上げならもう乗り込むクルーも決まっているはずだぞ。
0008ニュースソース検討中@自治議論スレ垢版2018/06/08(金) 19:40:13.15ID:0cUCnB1D
有人ドラゴンが就役してくれないと、軌道上の民間活動がいつまでたっても進展しないからな。
がんばってもらわんと困るんだよ。
0009ニュースソース検討中@自治議論スレ垢版2018/06/09(土) 10:20:16.95ID:+Yv96JGU
機械的SWが少ないのがおっさん的に不安、タッチスクリーンだと誤タッチがな
アポロだと重要なスイッチにはガードやカバーがついてたし 
映画アポロ13では着陸船切り離しはSW2つ同時押しとかやってたな
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