【古代】新説「恐竜絶滅」を生き延びたのは地上の鳥だった[05/29]
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■ニワトリやカモの祖先が、焼け野原からの復興を果たした
今から6600万年前の白亜紀末、直径約15キロの小惑星が地球に衝突した。
爆発の威力は原子爆弾100万個分に相当し、ほとんどの恐竜を含む地球上の生物の4分の3が絶滅した。
しかし、一部の系統の恐竜は生き残り、小惑星衝突後の過酷な世界を生き抜き、繁栄して、今日の鳥類になった。
長らく疑問とされていたのは、白亜紀の終わりの大量絶滅を生き延びられなかった鳥もいれば、
生き延びられた鳥もいたのはなぜかということだった。
このほど研究者が学術誌『Current Biology』オンライン版に発表した論文によると、
小惑星の衝突とその余波により世界中の森林が破壊され、
先史時代の樹上性の鳥たちが大量に絶滅したからではないかという。
生き残ることができたのは、カモ、ニワトリ、ダチョウの祖先に当たる、地上性の鳥たちだけだった。
英バース大学のダニエル・フィールド氏が率いる古生物学者チームによると、
大量絶滅を生き延びた鳥たちは短期間に爆発的に進化して、
私たちにおなじみの現生鳥類の系統のほとんどが生じたという。
「絶滅と生き残りの両方を説明する、興味深い新仮説です」と、
鳥類進化の専門家である米テキサス大学オースティン校のジュリア・クラーク氏は評価する。
米国の農場のニワトリ。小惑星衝突による大量絶滅を生き延びた鳥類は、
ニワトリ、カモ、ダチョウの祖先を含む地上性の鳥だけだったようだ。
フィールド氏は、「最近になって、鳥類、哺乳類、顕花植物などの今日の主要な生物群の進化史が、
白亜紀の終わりの大量絶滅によってどの程度の影響を受けたかが注目されるようになりました」と説明する。
「小惑星衝突という地球規模の大災害は、こうした生物群の進化の道筋に消えない痕跡を残したため、
6600万年後の今になってもまだ識別することができるのです」
■焼け野原から生態系が復興した
この仮説を裏付けるため、フィールド氏らは、独立した情報源から大量の証拠を収集した。
集められた証拠には、新たに作成された現生鳥類の巨大な系統樹、新たに発見された化石鳥類からの手がかり、
小惑星の衝突直後に堆積した岩石層中の胞子や花粉の分析結果などが含まれていた。
「少しずつ研究を進めました」とフィールド氏は言う。
最初に行ったのは、進化史とともに鳥類の生態環境がどのように変化したかの分析だった。
1万種以上の現生鳥類の進化的な関係を検討した研究チームは、
初期の生き残りの鳥たちが地上性だったと見られることに気づいた。
これは、この鳥たちが生き残った当時に地球規模の森林破壊があったことを示唆している。
「分析結果は、現生鳥類の最も新しい共通祖先と、
白亜紀の終わりの大量絶滅を生き延びたすべての系統の鳥類が、地上性であったことを示唆していました」とフィールド氏は言う。
研究者たちは以前から、小惑星の衝突によって世界中で森林火災が発生したと推測していた。
けれども今回の研究チームは、この推測をさらに進めて、森林は完全に破壊されたと主張する。
共同研究者である米スミソニアン国立自然史博物館の古植物学者アントワン・バーコヴィチ氏は、
ニュージーランドと米国を含む世界中の多くの地域から岩石中に含まれている胞子や花粉の化石の個数のデータを収集した。
米国プラシッド湖にいるカモの仲間、カワアイサ。
小惑星の衝突から1000年ほどの間に形成された薄い岩石層では、
岩石中に含まれる胞子の70〜90%がわずか2種のシダに由来していた。
「シダの急増は、植物が一掃された土地で先駆種が急速にコロニーを再形成する『災害植物相』の証拠です。
今日でも、ハワイの溶岩流や火山噴火後に地滑りが起きた場所などでシダが繁茂する現象が見られます」とバーコヴィチ氏は言う。
成熟した森林が回復するには数千年かかったかもしれず、植物の構成は元通りにならなかったかもしれない。
また、白亜紀後期の最も一般的な化石鳥類(エナンティオルニス類という原始的なグループ)の分析結果は、
その多くが樹上性だったことを示唆している。エナンティオルニス類は1種も生き残っておらず、
論文ではその理由を、彼らの生息地が完全に消滅したからだろうと推測している。
関連ソース画像
http://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/16/b/052700185/01.jpg
http://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/16/b/052700185/03.jpg
ナショナルジオグラフィック日本版サイト
http://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/16/b/052700185/
続く) 続き)>>1
さらに、現生鳥類のグループの祖先にあたる、新たに発見された化石鳥類は、
小惑星衝突直後の時期に生息していたものだが、脚の比率から、地上性だったと考えられる。
「これらの観察や事実は、地上性の鳥類が白亜紀の終わりの大量絶滅を生き延び、
のちに世界の森林が回復してから、再び樹上性の系統を生み出したとする仮説と整合性があります」と、
フィールド氏は言う。「私たちは、花粉の化石記録、鳥類の化石記録、
現生鳥類の生態環境からの推測という独立の情報源を用いましたが、
いずれも基本的に同じ仮説を裏づけていました」
ナショナルジオグラフィック日本版サイト
http://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/16/b/052700185/ 鳥は翼があるので大災害が及ばない所へ逃げ延びて絶滅から逃れられた
とドヤ顔で主張してた人たちは赤っ恥ですねw ではスズメも恐竜の末裔??
まぁ、よく見りゃ怖い顔をしているけど。。 鳥の祖先は小さくて軽かった
大型の恐竜は食糧不足で死滅したが
鳥の祖先は植物の種や昆虫を食べていたので生き残った
こういう事だろうな これ、樹上性の鳥は絶えて、地上性の鳥が生き残って焼け野原で拡散適応したというのは判る
もっと昔に、海水の酸素濃度が減って、それまでの魚類が大絶滅して、
地上に出かって肺を得た魚がまた海に戻ってきた話に似てるよね
そして、大形の恐竜が絶滅したのも理解できるが、
地上には小型の恐竜は居なかったのだろうか?
更に、杯を得た魚がまた海に再適応したように、
羽根を得た鳥は、動物が激減した地上で元の四足歩行への再適応が
できなったのかは説明がないよね
四足に戻りかけの鳥が居たけど、哺乳類との競争で負けて絶えたなら、理解できる
そんな化石が見つかって欲しい >>1
こんなの新説でもなんでもない
ムーでは25年前から常識 大量絶滅を生き残った鳥は、生存競争緩い世界で、
捕食者を気にせずに飽食して肥え太り、
数世代で飛行能力を失ったんじゃないかなw
親戚の鳥や哺乳類が捕食者サイズまで大きくなり、
生存競争が厳しくなってから、
地上性になってた鳥が飛行能力を再獲得した……と。 単純に始祖鳥とかそれ以前のすでに飛べてた鳥類が生き残ったのでは?
ただ亀やワニの類とか何故生き残ったか不明な奴らは鳥類に限らないわけだが。俺らの先祖もな。 ダイナソー小林「鳥は恐竜だ!」
バード川上「恐竜は鳥だ!」 知ってた
現世鳥類の中で最も原始的な、
古顎類の系統樹と分布を見れば、誰でも思い付くことだ
恐らく最初期の鳥類は樹上性だったのだろうが、
現世鳥類の祖先は再度地上性を経たことで、
翼と脚の機能の切り分けが出来たのだろう
それこそが大量絶滅を生き延び、繁栄出来た理由と思われる もっともこれは一説にすぎないから古生物学なんて数年前と全く異なる真逆の説だって出るからねえ
この説では絶滅の疑問を解消してるとは言えないしエナンティオルニス類はそれで良いとしても、
白亜紀にそれなりに発展してた真鳥類との関係もよく分からんしな
そもそもニュースで出ただけの話を鵜呑みにしてそれが真説だ、みたいに言って得意満面に語るのは
ネットではいつものことだがどうかしてるわ。数日経てば無かった事になる事も多いというのに 世界中で森林火災ってほんとかよ
異常な乾燥状態になったってこと?
まさかメキシコの反対側で火の粉が降るとも思えないが ディアトリマとか新生代初期の地上性の奴は初めから地上性だったってことかね?
それはどうなんだろうね 「地上の鳥」=「飛べない鳥」のことじゃないよね? まさか。
ヒヨドリみたいなのが滅んで、セキレイみたいなのが生き残ったって話だよね? 人類のご先祖様の小さな哺乳類は恐竜のご飯になったり踏み潰されたり
しないように、ひっそりと生きていた
焼き鳥や唐揚げは、人類の下克上の象徴 人間に卵や肉を提供し、牛や豚全体のバランスを保つ役割を担う我々から比べれば
人間どもこそ地球を蝕む寄生虫!
…いや、寄生獣か! ウロコのある奴らだろ。鳥、ワニ、トカゲ、
魚にもウロコあるけど、ありゃ何だ? 落下隕石の大きさが段々大きくなってきているw
数年前までは直系10qだったのに今じゃ15qかよw この仮説だと
世界中の森林は完全に破壊された(燃え尽きた)とのことですが
では生き延びた生物たちが呼吸する酸素は誰が供給していたのですか? この記事では完全に消えたかまでは言及してないと思う
あと個人的には、森林がかなりやられたとは思うけれど、反対側の地域まで壊滅的な状況になったかは疑問
仮にそうであったと仮定しても、数年も経てば地衣類さらには雑草類は生えてくるし、数十年も経てば
若い樹木や小規模な森林はできはじめる。動物も絶滅してるし、海洋への影響は地上よりは弱いし、
その程度は若干の酸素低下で済む。気候さえ酷くなければ数百年も経てば再び増加に転じるだろう >>24
カモが飛べない鳥なわけないからね。現生の走鳥類で最も基部で分岐してるのも少しは飛べるシギダチョウなわけだし。 現生の走鳥類はもともと飛べてたのにその能力を退化させた奴らだからな
もともと飛べなかったわけじゃない 鳥は気嚢システムを獲得して
横隔膜を持つ哺乳類よりも
呼吸機能がすぐれていたんだよな >>34
人間がボンベで酸素吸いながら登ってる山の上を生身で飛んでる奴とかいるからね。 ヒマラヤを超えるあのアネハヅルは上昇気流ができるのを1週間でも待って飛ぶらしいよ。 >>35
ジョジョ3部のイギー対ペットショップの話でそんな解説があったな。 しかしエナンティオルニスに地上性の種類がいなかったのか?
翼竜はすべて樹上性?
それはないよな
新鳥類との違いは敏捷性と飛翔能力だろ
化石で見つかる生き延びた鳥類が地上性の体型なのはまさに森林が失われたからそのような体型になったのであって因果関係が逆ではないか? 直径15kmの隕石って割と大きいように見えて地球と比べたら全然小さい気がするけど、それでも地球上の3/4の生物が絶滅するって凄くね?どんな爆発したらそんなに絶滅させられるんだよ >>26
その前は哺乳類の先祖の天下だったから、下克上喰らってからの復活と言えなくもないか ところで真鳥類と新鳥類ってどんな関係にあるんだ?
新鳥類は真鳥類の内群で、ヘスペやらイクチやらの絶滅グループを引っくるめた側系統群が真鳥類なのか?
それともエナンティよりは近いが、相互に独立した別グループなのか? ダチョウ王国行って目の前30センチでダチョウ見てこい。
恐竜にしか見えないから。 スズメは、夏の暑い時期と真冬では温度差50℃もあるのに、たった20gの体で着替えもなしに生きている不思議。 小柄なネズミだって似たようなもんだが
てか活発な恒温動物ってみなそうだろ
大体暑さは体温以下ならなんとかなるんだよ、問題は寒さの方であって寒さに対抗できる
身体や手段があれば、温度差100度だって可能、小柄だと保温が難しいが絶対無理というわけでもない
密な毛や羽毛と常に食べ続けないとエネルギーが持たないだろうけど 記事にある災害植物相のように限られた植物種が支配的になったとき
たまたま食性がマッチしてたやつが生き残ったんじゃないの
それが地上性の鳥の一部だったんじゃないの 地上性の鳥だけが生き延びた?
なんか嘘くさいわ
生き延びたあとに
また飛べるように進化したってこと? 渡り鳥とか漂鳥のように機構の良い所に逃げるカンが良いと生き残ったかも。 >>51
チドリやキジのように、地上で暮らすというだけで
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