惑星が誕生した当初の特徴を残すとされる火星の内部構造を詳しく調べる
NASA=アメリカ航空宇宙局の新しい探査機が打ち上げられ、地球などの起源に迫ることができるとして注目されています。

NASAが開発した新しい火星探査機「インサイト」を搭載したロケットは、
アメリカ西部カリフォルニア州のバンデンバーグ空軍基地から、
現地時間5日午前4時すぎ(日本時間午後8時すぎ)に打ち上げられました。

インサイトはおよそ1時間半後に切り離され、打ち上げは成功しました。
インサイトは11月下旬に火星に着陸したあと、火山や地表の寒暖差によって引き起こされる地震を観測するほか、
およそ5メートルの深さまで温度計を入れて、地下深くから伝わる熱を記録します。

火星は地球と異なりプレートの活動がなく地殻変動が少ないことから、
45億年以上前に誕生した当初の特徴を残していると考えられています。
インサイトは地震や熱の伝わり方を分析して、地中の岩などの物質の密度や構造など火星の内部を詳しく調べることで、
地球を含む惑星の起源に迫ることができるとして注目されています。

インサイトの観測データは将来の火星の有人探査にも役立つと期待され、
打ち上げに先立って行われた記者会見で、NASAの担当者は
「地球と比較することで惑星がどう形成されてきたかわかる。
有人探査のためにも重要な任務になる」と話していました。

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NHKニュース
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