【生物】「オス殺し」細菌に抵抗力 クサカゲロウ、5年で進化[04/21]
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「オス殺し」と呼ばれる細菌に感染してオスが少なくなったクサカゲロウが、
短期間でうまく共存できるように進化していたことが、
琉球大と農業・食品産業技術総合研究機構(農研機構)などの研究グループの調査でわかった。
オスに細菌への抵抗力が生まれ、殺されずに増えていた。こうした現象が確認されたのは珍しいという。
クサカゲロウは体長1・5センチほどの緑色の体に透明な羽を持つ昆虫で、全国にいる。カゲロウとは別種。
琉球大学の林正幸研究員らが2011年、千葉県松戸市でカオマダラクサカゲロウを捕獲して調べたところ、
オスが11%しかいなかった。体内にスピロプラズマという細菌がいて、卵子に潜り込んで、
受精卵がオスになると殺してしまうのが原因だった。
5年後、同じ場所で再び調べたところ、オスは38%に回復していた。
約3千匹を飼育して遺伝学的に調べたところ、細菌はオス殺しの能力を保っていたが、
オスは死なずに成虫になっていた。林研究員は「オスが細菌に対する抵抗力を獲得したと思われる。
わずか5年で進化の過程が見られるのは珍しい」と話す。どのように抵抗力を獲得したかを今後調べるという。
同様の事例は南太平洋サモア諸島のリュウキュウムラサキというチョウでも見つかっている。
別のオス殺し細菌に感染していたが、4年間でオスが抵抗力を獲得していた。今回はそれに続く世界で2例目という。
農研機構の陰山大輔・上級研究員によると、今は昆虫と共生している細菌も、
過去にはこうした生存競争を繰り広げていたのかも知れないという。
今回のケースもこれで終わるかはわからず、陰山さんは「細菌が進化して逆襲するかもしれないし、
もっと強いオス殺し細菌が入ってくるかも知れない。オスの受難は続くでしょう」と話す。
カオマダラクサカゲロウの成虫
https://www.asahicom.jp/articles/images/AS20180421000728_commL.jpg
羽化するカオマダラクサカゲロウのオス
https://www.asahicom.jp/articles/images/AS20180421000770_comm.jpg
朝日新聞デジタル
https://www.asahi.com/articles/photo/AS20180421000770.html そのオス殺しとかいう結論はどうやって導かれたんですかね? そんなことよりウスバカゲロウの名前カワイソすぎじゃね こういうニュースがあるから
安易な害虫への対抗ウィルスや細菌の散布はやってほしくないんだよなぁ 結局寿命が短い種の方が絶滅せずに長く続くんだよな。
人間は寿命が長いので将来何かしら大きな環境変化が起きると絶滅する可能性が高いんだろな。
タスマニアデビルも比較的短い期間で伝染性の癌に抵抗力を持つ株が出現したみたいだけど。
>>7
メスはキャリアーとして母子感染するから
菌の繁殖に有利? >>1
> オスに細菌への抵抗力が生まれ、殺されずに増えていた。
こういう言い方は誤解を招くんじゃ?
細菌への抵抗力が生まれたわけじゃなくてもとから抵抗力をもっていた個体が
ごく僅かにいてそれらの個体だけが生き残って子孫を増やしたにすぎんかもしれんのに。 >>18
個体が抵抗力を持っていても意味無いだろ
卵子に入り込む細菌なんだから >>21
何がおっしゃりたいんだろう?
卵子や精子は個体の一部じゃないと言いたいの?
文脈上、個体間の遺伝的差異について語っているのに。 カゲロウのゲノム調べにゃなんとも言えんね
進化なのか淘汰なのか
>>12
進化とはそうやっておきるんだよ。
環境変化と淘汰と生き残りの連続。
細菌は環境変化の一種。
逆にそういう変化を進化と呼ぶ。
>>1
> 「オスが細菌に対する抵抗力を獲得したと思われ
ダーウィニズムではなく
獲得形質でも示唆しているんだろうか? >>26
自然選択(自然淘汰)は進化が起こるメカニズムの一種なわけで
自然選択によって起きたものならそれはすなわち進化だから
進化なのか淘汰なのかではなく
自然選択による進化なのか自然選択によらない進化なのかと問うべき >>9
生命にとって「死」とは進化の過程で必須だからな
もし永遠の命に相当するものを人類が手に入れたら、その時点で種としての進化は止まる ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています