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量子もつれの量を幾何学的に計算する公式を著者の一人(高柳)がポスドク時代に発見してから10年以上経過しました。
この研究成果は、「宇宙が量子ビットで創られている」という新しいアイデアを生み出し、
最近では世界中で活発に研究が進められている大きな研究テーマとなっています。

ミクロな世界を支配する物理法則は量子論と呼ばれており、
また物質のミクロな構造のなかに含まれる情報の基本単位を量子ビットと呼びます。
そして、重力の理論(万有引力、一般相対性理論)と量子論を融合して、
宇宙の統一理論の構築を目指す分野が超弦理論です。
この分野では最近、「重力理論における宇宙は、量子ビットの集合体と見なせる」という
新しい考え方が多くの研究者によって支持され、活発に研究されています。

もう少し前提になる宇宙観を書いておいてほしいわ