【歴史/暗号技術】ナチスの暗号機「エニグマ」誕生から100年--解読までの道のり[03/21]
■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています
ナチスドイツが第二次世界大戦中に使用した暗号機「Enigma(エニグマ)」はコンピュータ(計算機)ではなかったが、
それで生成される暗号は非常に進んだものであったことから、暗号を解読するためには専用の解読機を開発する必要があった。
米CNETがその仕組みに迫った。
タイプライターのようにも見えるその黒い金属の機械は木製の箱に収まっていた。
それは古道具屋に並ぶへんてこな品のようにも見えた。しかし、木箱に彫り込まれた黒い楕円形のロゴが、
それが単なる古道具ではないことを示していた。
「Enigma」とそのロゴには書かれていた。
この機械がナチスドイツの使っていた暗号機であることをそのロゴが示していた。
Enigmaは、第二次世界大戦中にドイツ軍が無線を使ってやり取りするメッセージを暗号化するために使われていた。
この暗号機は当時最先端の装置で、世界で最も強力な暗号鍵を生成していた。
この暗号機のおかげで、ドイツの潜水艦Uボートは連合国側の商船を攻撃するのに必要な情報を互いにやりとりすることができた。
Uボートによる攻撃は大戦中を通じて英国に壊滅的な打撃を与え、数万人の生命を奪い、
そして北米からの物資や兵員を運ぶ重要な補給ルートを遮断した。
この暗号機が持つ力に促される形で、連合国側では暗号を破ってドイツ側のメッセージを解読するための取り組みが始まった。
この取り組みでは、複数の機械が使われ、また機密保持を誓った数学者らの力も必要とされた。
さらに海上での命知らずの行為が行われることもあった。
この機械は計算機ですらなかった。Enigmaの専門家であるMark Baldwin氏は先ごろ、
CBS Interactive(米CNETの親会社)で働く大勢の従業員の前でこの機械をデモしてみせたが、
そのなかで同氏は「(Enigmaは)ある文字を別の文字に置き換えるだけ」と説明していた。
Enigmaのキーボードには余計なものはなく、キーのどれかを押すと、
すぐ後ろのランプボード(表示盤)に並んだ文字のいずれかでライトが点灯する。
ユーザーはメッセージをキーボードに打ち込み、ランプボード上で順番に点灯する文字列を書き留める。
この暗号化されたメッセージを、モールス信号に置き換えて無線で打電する。
このやり方なら、ユーザーは安心してメッセージをやりとりできる。
まったく同じに設定した別のEnigmaを使える人間にしかメッセージは解読できないと分かっているからだ。
Enigmaの暗号機を見ただけでは、これが当時世界で最も優秀な技術を持つ専門家たちを困惑させていたというのは信じがたい。
だが当時、例えば英国のブレッチリーパーク(Bletchley Park)のような拠点では、Enigmaの暗号解読方法を見つけるために、
そうした専門家たちによる極秘の取り組みが何年にもわたって続けられていた。
「オーク材のケースに入ったこの機械は、どちらかというと古風なものに見えるだろう?」とBaldwin氏は言った。
実際にEnigmaの歴史は第二次世界大戦よりも前までさかのぼる。今からちょうど100年前、
Arthur Scherbiusというドイツ人の発明家がEnigmaの暗号機に関する特許を取得した。
電信経由でやりとりするメッセージの中身を隠せるように設計したこの機械を、
Scherbiusは企業やその他の暗号化を必要としそうな人たちに売りつけようとした。
Scherbiusは1929年に事故死するまでこの試みを続けたが、結局さほど大きな成功には至らなかった。
そしてScherbiusの死後、「彼の会社はドイツ政府に飲み込まれた」とBaldwin氏は述べた。
ドイツが進めようとしていた再軍備の動きが(それを禁じた)ベルサイユ条約に違反する可能性があったことから、
同国政府ではそれを隠しておくのに役立つ技術を必要としていたためだった。
画像:Mark Baldwin氏による暗号生成のデモ。文字が別の文字に置き換えられる。
https://japan.cnet.com/storage/2018/03/09/6df64f4842331485e6be00d224eb3a02/enigma-machine-8600%201.jpg
画像:ある特定の暗号に対して、天文学的な数の解法が考えられる。
https://japan.cnet.com/storage/2018/03/09/39babc5ed044f0f126fb34f1084b9891/img-2035.jpg
画像:米海軍が暗号解読に用いたBombe。
https://japan.cnet.com/storage/2018/03/09/d907dc67210faba871cbb4bbde015b91/Cryptanalytic_Bombe.jpg
画像:英国のブレッチリーパークで、暗号解読の拠点となった施設。
https://japan.cnet.com/storage/2018/03/09/c808eadc3e46ce4de94e51786372b649/medium-carousel-bletchley-park.jpg
cnet_japan
https://japan.cnet.com/article/35115908/
続く)
>>67
あんたも勘違い。
方法が公開されている ≠ 解読されている
だよ。
そうじゃなかったらSSL/TLSみたいなもんは普及しない。
解読されている可能性が無いとは言えんが。
>>60
八木アンテナ・・・
まあ昔からいろんな人がいた
世界にも
>>72
戦時中、捕虜に「ヤギアンテナとはなんだ」と聞いたら
「お前の国で発明されたアンテナではないのか?」
と返され、軍があわてて調べ始めたという間抜けな話は有名。
日本で創意工夫や発明がいかに軽視されていたかの好例であり、
その風土は今も改善されているようには見えないw
チューリングはホモだった
当時の英国ではホモはタブー
そのため戦後チューリングは自殺したと言われてる。 >35
ねえ、これはロマンなんだよ
群論を独立系として扱いたい
ここから二進数を生み出していると「錯覚」したいだけなんだよ
エニグマの開発者さんも、チューリングさんもノイマンさんも同じ思いだったと思う
やっぱり誰でも、そう思うよね 考えてもみてほしい
セカイには座標も無いし、数も無い
単純な「操作」に真理を求めなくちゃならなくなるんだよ 数はあるし規則性はあるし数的均衡があるし
要は世界は数学に満ちている
人間はその世界の一部を垣間見ているだけ 日本軍は、陸軍の暗号は優秀だったけど、海軍の暗号はザルだった。
暗号解読でも、海軍はザル過ぎて話にならない。
それなのに、海軍は自分たちの暗号に過剰な自信を持っていた。
帝国海軍の首脳陣って、英海軍貴族を真似して、自信過剰でザルですよ。
敗戦まで、ハンモックナンバー絶対の人事で、運子ちゃんでした。 >>73
シンガポール占領したときのエピソードだよね。
開戦前からレーダー開発のアイデアは技術者にはあったが・・・・
海軍首脳陣の『闇夜に提灯論』で、レーダー開発が行われなかったね。
『電波を発信して、跳ね返った電波を受信して、相手の位置を探る器械』
この説明に、
『電波を発信したら、闇夜に提灯に明かりを灯すのと同じで、
相手を探る前に、自分の位置が相手にばれるだろ。』
この『闇夜に提灯論』によって開発提案が却下されたとさ。
ミットウエー敗戦原因の一つとなった
『無線封止』と同じ考えに固執していた。 >>78
おそらくそうなんだろうけど、理系の人たちにかけているのは、それを説明する能力。
数字は人間が作り出した概念にすぎない。
にもかかわらず、あたかも存在するかのような言い方では伝わらない。 >>79
何で陸軍と海軍が別々の暗号使っていたの?セキュリティ的には良いかもしれないけど効率悪くない? んでも、そこら辺の情報を得て
八木博士は、戦時中に内閣技術院総裁になったんだぞ
終戦間際の国会予算委員会で「戦局打破の為の新兵器を作れないのは、俺らの頑張りが足らないから」とか演説もやってるよね!
日本でもノーベル賞受賞の知らせで受賞者をあわてて調べることが多い。
田中さんもノーベル賞を受賞して、
今でこそ研究所作ってもらって所長に収まってるみたいだけど、
海外に認められるまで日本ではほとんど業績を認められていなかった。
田中さんは文化勲章を授与されたが、あれは業績を認められたからではない。
ノーベル賞受賞の功績対し授与されたものとしか言いようがない。
それだけ日本では純粋に業績が評価されにくいということ。
>>4
アポロ11号はコンピューターというより、専用回路と手動操作なので。 >>73
沢井実さんの「近代日本の研究開発体制」という本を読んでみなされ。
陸海軍は成果を出そうと必死だったことがよく分かる。
残念ながら人材、工業能力、企業、資源、組織力すべて弱かったんだろう。 >>85
あの当時は搭載機器ではなく軌道計算や機器設計にコンピュータが使われていたんだよ。
時代がもう少し遡るけど「ドリーム」って映画に結構細かく当時の計算職のやってたことが描写されてるよ。
>>86
すまんが読書は嫌い。
力は入れてたんだろうけどどんな体制だったのかな?って思う。
どろどろした人間関係、上下関係、派閥なんかでで出来上がった組織、
予算の取り合い、特に軍が絡むとひどかったんじゃないのか?って気がするんだが。
ヤギアンテナだって画期的な発明だったのに敵国が使っていると知って初めて
これはいいものらしいと判断した、その程度の力しかない。
>>91
元々読書は好きではなかったが、
著作物というものは、大半が著者の価値観で誘導される部分がある。
しかし事実関係は100%そうとは断じられない場合が大半。
重要事実も触れられていなかったりする。
特に歴史小説風だったりするとこの傾向は強くなる。
今やいくらでも多面的な見方が調べられる時代、
一冊ずつ読んで比べるのは時間が掛かり過ぎる。
その片寄った情報を一人の著者編集者がまとめるのが特に科学や歴史系の書籍だよ。
単発の情報ってどこ視点かわからないから、多角的とはいうが断片情報って役に立たないことが多い。
自分が一般的な経緯をほぼ他人より理解してる前提ならいいけどね。
技術も科学も歴史も、人が積み上げてきたものを知るってのは、それをまとめた人の視点を知りつつ、自分で自分が理解するやり方は選んで行くというものだと思う。 >>94
まあまあ 89は若い方なんでしょう
そうでなきゃ読書は嫌いなんて言えないです。
年取ってくると自分と違う見解も受け入れて消化していくことの大事さが判ってくるもんです。
っま、基本的に、
凄いぞニッポン、世界に誇る日本の何々、みたいな本が多いしね、
売れないと困るから、そういうので喜ぶ人を狙うんでしょうねえ。
>>96
じゃあ 昔の偉い人の言葉を贈ろう。成長を祈ってるよ。
思いて学ばざれば則ち殆し
>>98
ありがとう、まだまだ若輩者なので成長しないとね。
>>16
>>>10
>現在一般的に使われているあらゆる暗号手法も
>実はとっくに解読されているかもしれないよね。
>戦略上、明らかにされていないだけで。
いや、暗号自体に全く意味がない
どんなアルゴリズムを使おうとも無駄だ
何故ならCISCOのルーターとIntelのCPUにバックドアが仕込んであるから暗号解読なんてする必要は無いのだ
バックドアを通じて対象のマシンにアクセスし、対象自身が正規に復号化したデータをメモリから読むだけで済むからだ 暗号というものを使えばセキュリティが保てると信じ込ませることが最大の攻撃手段だ
暗号を解かなくて良い抜け道があることに気付かせなければ情報機関の勝利だ
ピッキング対策された玄関の鍵をピッキングする必要なんてない
窓ガラスをガスバーナーで割れば簡単に家屋に侵入出来るように CISCOのルーターはアメリカから輸出される際に税関で荷物を抜き取られ
NSA職員の手によってバックドアツールを仕込まれてから輸出される
https://cdn.netzpolitik.org/wp-upload/nsa_router-860x484.jpg
暗号の強化や研究など何の意味もないんだよ Intel製品の開発にはNSAが深く関わっている
なんと発見されたバックドアをNSAが定めたフラグを書き換えることにより塞ぐことが出来る事が判明したのだ
11月、Googleの研究者がユーザーの知らないところで動作するIntel Management Engine(ME)の潜在的な脆弱性の問題を指摘してから、Intelが再度MEのセキュリティ評価をしたところ、
8件の脆弱性が明らかとなったわけだが、一部PCメーカーではそのME無効化しようとする動きが広がっている。
本誌でもこれまでMEの潜在的な脆弱性の問題を紹介しているが、MEはユーザーランドやOS、ハイパーバイザーOSよりも高い権限で動作しているため、その動作は不可視だ。
仮にMEに脆弱性が存在し、それを悪用された場合、ユーザーは攻撃されていることを知る由もないまま攻撃に晒される状態下に置かれる。
ちなみに、8件のMEの脆弱性をIntelに報告したのは、セキュリティ調査会社のPositive Technologiesで、Linux搭載PCを開発/製造するSystem76によると、
Positive Technologiesは研究のなかで、MEを無効化する手法を見出したという。
それが、Intelのドキュメントでは公開されていない「High Assurance Platform(HAP)」設定だ。HAPはアメリカ国家安全保障局(NSA)によってセキュアコンピューティングのために開発されたものだとしており、
“reserve_hap”のビットを1にすることでMEを無効化できるという。
https://www.google.co.jp/amp/s/pc.watch.impress.co.jp/docs/news/1095/193/amp.index.html 要するにこんなバックドアが「発覚」するのはロシアや中国政府によってバックドアが発見された事をNSAが察知したために世間にバックドアの存在を公表して塞ぐように対策させ敵国がバックドアを使えないようにするという焦土作戦なんだよ
もちろんこういう時のためにまだまだバックドアは仕込んであるから公表してもアメリカ政府は世界中のコンピュータの中にある情報を読み放題だ
まあ、そうは言ってもパソコンは使い続けるけどね。
見られて何か不都合が起こる確率と利便を天秤にかけるとどうしても後者が重い。
スマホは今のところ必要性を感じないから使ってないが。
そう。別にNSAに情報が抜かれてもいい。個人のPCはね
悪用されはしないから 日本の外交暗号は米英によって既に解読可能になっていた。
ベルリンにあった日本の在独公館はヒトラーなどから教えられた
作戦の予定やナチスの高官の発言や行動などをいちいち本国に向けて
暗号で送信し報告していたために、それを英米はそのつど解読して
ドイツの作戦計画などを先回りして知ることができてとても重宝した
ということである。ドイツは日本と組んだことによって、そうして
同盟関係であるからといって計画や作戦を教えて大損をしたことになる。 日本のせいで負けに天秤が傾いたと言えるわけだな
大体、ドイツと組んだなら、太平洋なんかに戦線拡大せずに、中国戦線は最小限に縮小し
全力でソ連を挟み撃ちすべきだった アホかw不可侵の条約があるのに
日本は開戦すべきでは無かった、というならまだしも、絶対にと言って良いほどあり得ない事を言って
何の意味があるのやら、それこそ後からでは何とでも言えるというアホ論の極み ドイツがソ連と戦争を開始した時点で、三国同盟から離脱しそれを
世界に宣言しておけば、歴史は違っていたかもしれないな。
そうして第二次世界大戦開始時に、対独宣戦布告をして、
それでも遠隔地なのでほとんど何もせずにおれば、どうだったか。 量子コンピューターでも解けない 新暗号技術開発 NTT
4月26日 15時42分
あらゆる通信の分野で暗号の技術は不可欠なものとなっていますが、桁違いの計算能力がある量子コンピューターが
完成すれば、現在の暗号は解かれてしまうと指摘されています。これに対して、NTTは、量子コンピューターでも
解けない次世代の暗号の実現に向けた新たな技術を開発しました。
暗号の技術をめぐっては、コンピューターの性能の向上とともにどんどん複雑化していますが、汎用性の高い
量子コンピューターが完成すると現在の暗号は解かれてしまうおそれがあり、次世代の暗号の開発が急がれています。
特に心配されているのが、現在の暗号が抱える弱点です。この弱点は、暗号化された情報をわざと一部書き換えた
うえで暗号を解く操作を大量に繰り返すと、得られた結果の規則性から、どのように暗号化したかが類推できる
おそれがあるというものです。
これに対して、NTTは、こうした操作が行われた場合に意味の無い数字を示す新たなプログラムを開発しました。
こうすることで、たとえ量子コンピューターでも規則性を読み取ることは難しいということです。
しかも、このプログラムは現在のパソコンや携帯端末でも動かすことができ、次世代の暗号の実用化に一歩近づいた
としています。
汎用性の高い量子コンピューターの実用化は10年後か20年後と予想されていて、
NTTセキュアプラットフォーム研究所の草川恵太さんは「世界各国の研究チームが開発を進める
暗号に組み込んでもらえるよう提案したい」と話しています。 エニグマの映画、シャーロックの主演の人がやってたの見た
絶対解析で解けない暗号は、
ニイタカヤマノボレ
だな。
但し情報統制や盗聴対策が甘いとばれる。
「ニイタカヤマノボレ一二〇八」
この暗号文を解読できていれば、12月8日に日本は何かをしようとしている
ということぐらいは想像できただろう。 チューリングがナチに寝返ってくれていたらな
あいつは同性愛を逆手に取ってうまく引き込めそうなものを
ボンブの開発をわざと送れさせたり >>33
確かに日本は同音異義語が多いのがネックだな >>118
>あいつは同性愛を
ナチはそういうの嫌いだから
そもそもそういう感覚であればユダヤ人を徹底して排除しないから
一般のユダヤ人だけじゃ無くて科学者や技術者系のそれも追い出してるんだからな ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています