火縄銃(マッチロック)
・前から火薬と弾を入れるので弾の入れ直しに20秒ぐらいかかる
・弾が安定して飛ばないので命中率が酷い(万力で固定して50m先を数発撃つと着弾が平気で90cmぐらいずれる)
・火縄が消えないよう、くるくる回さなければならないため(火縄の火に風をあてる)他の射手との間にある程度の距離が必要

フリントロック
・相変わらず火薬と弾は前から入れる
・火縄の代わりに火打ち石で火をつける。射撃の手間が少し減った
・火打ち石が接触する度に銃が揺れるので命中率はマッチロックよりちょっと悪い
・火縄を振り回さなくてもよくなったので密集して撃てるようになった

パーカッション
・火打ち石の変わりに反応性の高い薬品火薬をハンマーで叩いて点火するようになった。さらに射撃の手間が減った

19世紀も前半の前半ぐらいまでは欧州でも銃はこのくらいの進化しかしてなかった
銃本体はほとんど変わらず、発射装置関連が変わるだけなので火縄銃をフリントロックやパーカッションにするのは
さほど難しいことではなく、幕末も近代化の遅れた藩では射撃装置だけ改造された種子島が主力だった