あほ。

物理現象はありのままに受け入れなければならない事実の集合体に過ぎない。
素粒子物理学の大半は、それを上手に説明しているが、それはあくまで統計的な
解釈にすぎない。物理学とはそういうものだ。

それでもどうしても人間は「なぜ?」と思ってしまう。
ありのままに受け入れる事ができずに。

そうして、付け加わったのが、不毛な哲学的見解がコペンハーゲン解釈の類だ。

なぜ光の速さは一定なのかとか、なぜ素粒子は波でも物質でもあるのかとか、
物質の運動量と位置が同時に確定できないのかとか、なぜ遠隔作用があるのか
とか。その辺を、今の人間の常識で無理やり解釈する事、そのものが無駄。

物理学者は哲学的になってはいけないのだ。