【古生物】現代のクモとの間の『ミッシングリンク』尾を持つ「クモ」、1億年以上前の琥珀の中から発見 研究[02/06]
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【2月6日 AFP】東南アジアの森林に生息していたサソリに似た尾を持つ生物が、
1億年以上前の琥珀(こはく)の中に完全な形で保存された状態で発見された。
2つの研究チームが5日、
この新種生物に関する論文をそれぞれ米科学誌
「ネイチャー・エコロジー・アンド・エボリューション(Nature Ecology and Evolution)」に発表した。
この生物はクモの進化史を埋める「ミッシングリンク(失われた環)」になるという。
一方のチームは論文の中で、「キメララクネ・インギ(Chimerarachne yingi)」と命名されたこの生物が、
雄の生殖器と糸を生成する突起状の器官によって現生種のクモに関連づけられると主張している。
もう一方のチームは、C.インギが長い尾と節のある体を持つことを指摘し、
それよりはるかに古い時代の3億8000万年以上前にさかのぼる絶滅した系統に属する種だと主張する。
どちらにしても、今日世界中で巣をかけ獲物を捕らえているクモ約5万種の進化史の大きな隙間が
C.インギによって埋まるという点では、両チームは見解が一致している。
論文の主執筆者で、中国科学院(Chinese Academy of Sciences)の古生物学者のボ・ワン(Bo Wang)氏は
「これは、古代のクモ形類動物ウララネイダ(Uraraneida)目と現代のクモとの間の『ミッシングリンク(失われた環)』だ。
ウララネイダはクモに似ているが尾があり、糸を紡ぎ出す出糸突起を持っていなかった一方、
現代のクモは尾がなくなっている」として、
C.インギは現代の8本足の近縁種との方により多くの共通点があることを示唆している。
驚くべきは、今まで知られていなかった新種が、2つの研究チームによって同時期に発見されたことだ。
各チームは涙の滴形の透明な琥珀の中に閉じ込められた化石標本をそれぞれ2個発掘した。
全長約6ミリで、うち半分を尾が占めるC.インギは極めて小さなクモだ。
腹部の後端から突き出た4個の突起によって作られる糸は、巣をかけるために備わっていたのではない可能性が高いと、
研究チームは推察している。
■毒牙腺
ワン氏の論文の共同執筆者で、米カンザス大学(University of Kansas)のポール・セルデン(Paul Selden)教授は
「出糸突起は、さまざまな目的のための糸を生成するために使われる。目的としては、卵を包む、隠れ穴を作る、
睡眠用のハンモックを作る、ただ単に跡を残すためなどがある」と説明した。
また、C.インギは「触肢」と呼ばれる、はさみのような付属肢を持っている。
交尾時に精子を雌に受け渡すのに使われる触肢は、すべての現生種のクモにみられる固有の特徴の一つだ。
むちのような形状の尾は、鞭節(べんせつ)または尾節として知られ、「感覚器官として機能していた」可能性が高いと、
ワン氏はAFPの取材に語った。
それとは対照的に、現代のクモは周囲の変化を監視するのに巣に糸を張る。
また、現代のクモは専用の腺から分泌される毒を持っているが、C.インギについては、
獲物を毒で弱らせることができたかどうかをどちらの研究でも確認できなかった。
どちらのチームも、標本に直接触れずに詳細な分析を行うために研究ではX線CTスキャンを使用した。
今回の新種は、ミャンマーのジャングル地帯で発見された。この地帯では毎年10トン近くの琥珀が産出される。
だが、琥珀の中に残る動物の死骸の痕跡は、時間の流れをさかのぼると約2億5000万年前で途絶えるため、
クモの最初期の起源をたどることが非常に困難になっている。(c)AFP
画像一覧:1億年以上前の琥珀(こはく)の中に完全な形で保存されていた「キメララクネ・インギ」(2018年2月5日公開)。
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AFP
http://www.afpbb.com/articles/-/3161341 クモはサソリ類から進化したということか。
ひょっとしてこれはDNA分析で既に予想されていたことなんじゃないのか? クモにはサソリの前肢についているような「ハサミ」の痕跡はあるのかな? こんな一億年前の生き物とかロマンあるわ
昔と今とでどっちが身体に良いんだろ >>3 あんちゃんあんちゃん おれそれ知ってるぞ
カブトガニって言うんだろ?ww 一億年進化を重ねても不滅のクモっていねえのか
不死になりてえよ 太古の昔から
気持ち悪いカッコだったんだな
カッコ良かった瞬間なんて無かった種族なのか?
サソリはまあまあイケるのにな >>18
軍曹とかカッコよくね?
見た目は勿論Gハンターとしての力量や獲物を求めて放浪する生き方とか、存在そのものが色々カッコイイ サソリ、登場、クモさんだ ♪
みんなの人気者〜 ♪ 外見は完成されてるし
あと1億年したら巣の糸に電気流して獲物とってそう >>7
九州南部南西諸島に棲む土蜘蛛でキムラグモ、オキナワキムラグモと謂うのがいるがこのキムラグモはヒマラヤの8000万〜1億年の地層から化石が出て来る古代蜘蛛。
メス蜘蛛は母親の巣穴から一生で50cmしか動かず、中国大陸を踏破して氷河期に九州に到達したらしい。現在は世界中で九州南部と南西諸島しか居ない!
似た蜘蛛にトイタグモが居るがトイタグモは巣穴全体に蜘蛛の糸を張り巡らすのに対してキムラグモは蓋付近しか糸を張らないので、巣穴から区別が付く。
キムラグモは古代から余り進化しなかった為蜘蛛の糸を作る能力が弱く、巣穴の周りしか糸を張れないと考えられている。
キムラグモの寿命はメスで10年、オスで3〜4年でメスは母親の巣穴から50cmの所で新しい巣穴を作り一生暮らすが
オスは成虫になると近親相姦を防ぐため2キロ位離れてメスを求め、交配が済むと直ぐに死ぬ。 >>8
>>26に有る通り古代の土蜘蛛は巣穴に隠って殆んど動かない(巣穴の蓋に乗った獲物に食い着くだけ)ので長生きしたようだ >>26
一生で50センチを延々と繰り返してヒマラヤから日本まで来たのかと思うと凄いな >>28
不思議なことに九州よりの離れ小島には居ても四国や本州寄りの離れ島には居ないそうです。氷河期に陸続きに成った所にしか行けなかったのでしょうね。しかし何故日本にだけ生き残ったのか? 新発見の一サンプルを二チームが研究したのかと思ったら、
別々に発見された二サンプルを、二チームが別々に研究してたのか。 >>2
DNAで解析する前からこうなっていて、DNA解析で正しさ実証済みってとこかな
鋏角類の進化
カブトガニ
ウミサソリ(カブトガニから進化・絶滅)
クモ・サソリ・ダニ・ザトウムシなど(カブトガニから進化) よく見たら>>2は「クモはサソリ類から進化したということか。」とか書いてるな
クモとサソリはクモとサソリの共通祖先から分岐した 尾っぽがあると、
自分の糸にからみとられる危険性が増した結果、
尾有りは絶滅したんだろうね。 >>37
サソリモドキ
日本だと南西諸島行けば簡単に見つかる というのも
この前、トイレで、自分の糸か同種のクモの糸に、
足をとられているクモがいたんだよ。 カブトガニは陸に上がってサソリ経て蜘蛛になって
再び海に還ってカニになったのか 土蜘蛛って基本的にかわいいよね
そういえば子供のころ、葉っぱをテトラ型に作る蜘蛛?をよく見かけて
解くと中に卵があったけどあれなんだったんだろ 糸いぼがあるサソリモドキだから新属新種にしてクモの祖先の可能性があるよってことか
節足動物はミッシングリンクばっかだから分からんな >>40
実はごく最近まで日本本土にはサソリがいない事を知りませんでした
滅多に見かけないだけで毒性の弱い小さい奴はいると思ってた 蜘蛛は太古の火星から太古の地球に
持ち込まれたんだよ
だから蜘蛛の先祖は太古の地球上には存在しない
蜘蛛の故郷は火星だから
でも現在の火星は太古の核戦争で蜘蛛などの生物が
滅んでしまったけど
子孫が地球で生存し続けている >>50
体節の区切りの位置が異なるので、その系統は絶滅したと考えられている こんな虫、いまでも普通に生きていそうだけどなあ。そんなに珍しいの? ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています