小型ロケット「イプシロン」3号機が18日早朝、鹿児島県肝付町の内之浦宇宙空間観測所から打ち上げられ、
平成25年の1号機から3回連続で打ち上げに成功した。

 同観測所から北方に約90キロ離れた宮崎県えびの市の上空でも、
オレンジ色で一直線に天空へ伸びる3号機の光跡のほか、
彗星(すいせい)のように光が尾を引く不思議な現象も確認された。
日の出の頃には噴出された煙もくっきりと上空に浮かび、霧島連山や雲海と見事なコントラストを織りなした。

 3号機は同日午前6時6分、同観測所から打ち上げられ、
同7時ごろ、搭載していた民間の小型地球観測衛星「ASNARO(アスナロ)2」を予定の軌道に投入した。

 えびの市では打ち上げ直後から、オレンジ色の光が天空へまっすぐ伸び、
3号機はその後彗星のような光の尾を引きながら飛び立った。
約30分後には、朝日を浴び始めた霧島連山や雲海の上空に、噴出された煙がたなびいた。

 3号機が飛び立つ様子を撮影した同市のアマチュアカメラマン、
落合登さん(76)は「初めて撮りましたが、感動した。本当にきれい」と興奮気味に話していた。

オーロラのよう…ネットでも話題に 「夜光雲」発生メカニズムは…

 彗星のような尾を引く3号機の不思議な光跡については、インターネット上などでも話題となった。

 鹿児島地方気象台によると、水蒸気を含むロケットの燃焼ガスが冷やされて固まって雲となり、
上空の太陽の光に反射してオーロラのように見えた。

 地上は薄暗いが、上空には光が差し始めた日の出前の打ち上げだったことから観測された現象で、
こうした高度の高い位置に発生する特殊な雲は「夜光雲(やこううん)」と呼ばれるという。

画像一覧
彗星のような尾を引きながら飛び立つ「イプシロン」3号機。
画面下は霧島連山=18日午前6時9分、宮崎県えびの市(恵守乾撮影、60秒間露光)
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https://static.hokkaido-np.co.jp/image/article/290x290/157/cce4e4e0c75e94f59cb4b250fc31ef97.jpg


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