東京都が花粉症患者の実態調査を行った結果、
都民のおよそ48%がスギ花粉症だと推定されることがわかりました。

東京都は、花粉症患者の実態を把握しようとおととし11月から12月にかけて、
大田区とあきる野市、調布市で花粉症に関するアンケート調査を行い、
回答を得られた2116人のうち410人の協力を得て、血液検査や医師の問診を受けてもらいました。

その結果が先月まとまり、スギ花粉を原因とした花粉症患者は、
都民の48.8%に上ると推定されることがわかったということです。

年齢別では、15歳から29歳が61.6%、30歳から44歳が57%、45歳から59歳が47.9%などと、
すべての世代で10年前の調査より増えているということです。

特に、若い世代で、花粉症患者の割合が増えていることから、調査を行った都健康安全研究センターは、
「乳幼児の食物アレルギーが増え花粉症を併発している可能性がある」と分析しています。

都は、花粉症の予防に向けて、今後もスギの伐採や植え替えなどを通して花粉の少ない森づくりを進めたいとしています。

NHKニュース
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180110/k10011283371000.html