政府は、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が保有している人工衛星の撮影画像や観測データを
民間に無料開放する方針を固めた。

 データを活用した新商品や新技術の開発を企業などに促す狙いがある。政府は今春、
膨大なデータを管理するシステムの整備に着手し、2018年度中の運用開始を目指す。

 公開されるのは、14年に打ち上げられた地球観測衛星「だいち2号」が撮影した
世界中の地表画像やそこから読み取った観測データ。
06年から観測を続けた初代「だいち1号」のデータも対象となる。
総データ量は、一般的なスマートフォン撮影写真で約10億枚分に相当する数ペタ・バイトに上る。

 画像は道路表示の文字が判読できる約2メートル超の解像度で、
安全保障上の機密事項となるものは含まれていない。

関連ソース画像
https://amd.c.yimg.jp/im_siggCVM60lfH6jN925sFPmuWIA---x192-y400-q90-exp3h-pril/amd/20180110-00050090-yom-000-4-view.jpg

読売新聞
http://www.yomiuri.co.jp/science/20180110-OYT1T50090.html