今から42 年前の明け方、
ストロボのフラッシュのような光が断続的に周囲を照らした。
見上げると満月の五倍くらいの大きさの球体が無音で浮かんでいた。
それは、薄い青と薄い緑色をしていて透明感があり、この世の物とは思えない美しい色で輝いていた。
40 秒くらい経ってゆっくりと動き出し降下して行ったので、後を追ってみると、
そこに変電所があった。