◆【朗報】「10年以内に人類は飲酒をやめる」英教授が断言! 二日酔いゼロの次世代アルコール「アルコシンス」が爆誕(最新研究)

忘年会シーズンまっただ中。
ついつい飲みすぎている人も多いのではないだろうか。
そんな人々に朗報だ。

イギリスの科学者がアルコールの代わりに体に害のない人工の酒「アルコシンス(Alcosynth)」を開発し、しかも「人間は一世代のうちにアルコールを飲まなくなる」と主張し、話題となっている。
今月15日付けの英「Daily Mail」ほか、多数のニュースメディアが報じている。

■著名学者が作った人工アルコール

一世代のうちにアルコールを飲まなくなる――そう主張しているのは英インペリアル・カレッジ・ロンドンの精神科医であり神経精神薬理学教授のデビッド・ナット氏だ。
彼の開発した合成アルコール「アルコシンス(Alcosynth)」は従来のアルコールと同じくほろ酔い気分をもたらすが、二日酔いなど好ましくない影響や健康への害はないという。

「アルコシンスは10年以内に西欧諸国で好まれる飲み物になるはずです。
タバコが電子タバコに置き換えられて消え去るのと同じように」(ナット氏)

ナット氏はイギリス医薬品安全性委員会のメンバーや英国精神薬理学会の会長といった要職を歴任した高名な学者の一人である。
また、イギリス薬物乱用諮問委員会の会長を務めていたこともあったが、薬物のエクスタシーが統計的に趣味の乗馬への熱中よりも危険が少ないことを論文で述べたり、アルコールやタバコはLSDやエクスタシーよりも有害であるという分析を提示したパンフレットを発行したりして、2009年に会長職を免職された経歴もある。

■ターゲットは若者

ナット氏らはすでにアルコシンスの特許を取得し、商品化のために会社Alcarelleを設立、700万ポンド(約10億円)の資金調達を目指しているという。
彼らがターゲットとしているのはEU諸国と米国、カナダの18〜25歳の若者だ。
この年代の若者は上の世代に比べ、酒を飲まず、健康志向も高いとされているからだ。
日本でも20代の若者は上の世代に比べ酒を飲まないという(2017年度東京都生活文化局調べ)。

古来よりアルコールは儀式や社交の際に用いられ、親しまれてきた。
だが、その害も決して無視できないほどに大きい。
急性アルコール中毒による死亡、飲酒運転による交通事故をはじめ、長期にわたる飲酒による依存症や肝臓や脳といった臓器へのダメージなど、その害は多岐に及ぶ。

「中毒が少なくなれば道端での暴力も少なくなり、嘔吐する人も減り、街中での不快感も軽減するでしょう」(ナット氏)

最近では愛煙家の電子タバコへの乗換えが進んでいる。
昨今の健康志向の高まりを考えれば、健康に害のないアルコシンスへの乗り換えは電子タバコ以上に早いかもしれない。

イメージ写真:http://tocana.jp/images/1225alcosynth-1.jpg

TOCANA 2017.12.25
http://tocana.jp/2017/12/post_15490_entry.html
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