◆兄が多いほどゲイになる理由が科学的に判明! 四男は100%同性愛者、原因は母親、CNN報道の衝撃研究

遂に男性をゲイ化させる生物学的要因が最新の科学研究で明らかになった。
なんと、兄の多い弟はゲイになりやすいというのだ! 
米「CNN」(12日付)によると、研究結果は、科学ジャーナル「PNAS」に掲載され、もし今回の発見が追試で確証されれば、男性がゲイになる少なくとも1つの生物学理由が確定するという。

■兄の多い末っ子はゲイ傾向にあることが判明!

多くの要素が人の性的指向を決定することはもちろんだが、今回の研究で明らかになったのは、特に母親の胎内で起こる生化学的反応が、男性の同性愛の大きな要因になっており、男性の脳の発達において重要な役割を持つY染色体に関係するプロテインが関わっているということだ。
研究チームを率いたカナダ・ブロック大学のアンソニー・ボガート博士によると、18歳〜80歳の142人の女性と12人の男性を調べたところ、NLGN4Yという抗体が女性の血中に顕著に多いことが分かったという。

さらに、ゲイの子どもを持つ女性であるほど、その濃度は高かったそうだ。
このことが何を意味するか? 
詳しく見てみよう。

女性が初めて男児を妊娠すると、Y染色体に関わるプロテイン量が血中で増加、母体はそのプロテインを異分子として認知し、免疫系が反応することで、抗体であるNLGN4Yが生成されるが、この抗体が母体で十分に増加した状態で次の男児を妊娠すると、抗体が胎児の脳に流入し、男児の脳機能、特に性的指向に関わる部分を変えてしまうというわけだ。
実は先行研究でも、兄が多ければ多いほど、弟はゲイになる傾向が強いことが分かっており、2006年の研究では、兄が1人増えるごとにその弟は33%もゲイになる確率が高くなることまで判明していたという。
しかし、その生物学的な理由は今日まで分かっていなかったそうだ。

ボガート博士らも研究当初から、年長の男兄弟が多い家庭の男児が文化を問わずゲイになる傾向があることに気付いており、兄から離れて育った男児でも、ゲイになる傾向が強く、生物学的な要因があると考えていたそうだ。
ボガード博士の研究とは独立に、ノースウェスタン大学のマイケル・ベイリー教授も今月発表した論文において、DNAのひとつがゲイ男性において頻繁に変形していることを突き止めており、今後、生物学的な性的指向の決定が盛んに研究されていくものと見られている。

もちろん、ゲイ男性が必ずしも年長の男兄弟が多い家庭に生まれるというわけではないが、強い傾向があることは間違いないのだろう。
すると、性的指向においては文化や環境の他に生来の生物学的要因が深く結びついていることになる。

まだ世界中ではゲイに対する強い嫌悪感を示す文化や地域が多いが、もし男兄弟の有無が性的指向を決定しているならば、当人たちにとってこれほど酷なことはないだろう。
今後、生物学的にも性の多様性は容認されざるを得ないのではないだろうか。

TOCANA 2017.12.12
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