マレーバク舎の室内展示室で母子一緒に公開している。
赤ちゃんは雌で、10月26日に母ユメと父ケンの間に生まれた。
誕生日が晴天だったことから、飼育担当者が「ソラ」と名付けた。
ソラは、体重約400キロのユメの乳を飲んで順調に成長しており、6日の測定では17.35キロだった。
今回が2度目の出産のユメは、落ち着いて子育てしているという。
同園はこの母子を含め、雄と雌3頭ずつのマレーバクを飼育している。
赤ちゃんは焦げ茶色の体に、ウリボウのような白い点線があるのが特徴。
生後2カ月ごろからこの点線が不鮮明になり、生後6カ月ほどで、成獣と同じ白と黒の模様に変わるという。
マレーバクはミャンマー南部やタイ南西部などに生息し、水辺がある森林から草地の湿地にかけて単独で暮らしている。
天敵のトラなどに見つからないよう、主に夜間に歩いて木の葉や草などを食べ、水中で排せつする。
国際自然保護連合(IUCN)は世界の絶滅危惧種のリスト(レッドリスト)で、
近い将来絶滅の危険性が高い「絶滅危惧1B類」に挙げている。
関連ソース画像
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https://mainichi.jp/articles/20171118/k00/00m/040/028000c
毎日新聞
https://mainichi.jp/articles/20171118/k00/00m/040/028000c