細胞固有の性質が遺伝する仕組みを解明〜DNAメチル化酵素の正確な配置と活性化を制御する仕組み〜
〜『Molecular Cell』に掲載〜
横浜市立大学 大学院生命医科学研究科 構造生物学研究室 有田恭平准教授、石山 怜(博士前期課程)、東京大学医科学研究所 中西 真教授、西山敦哉講師らの研究グループは、DNAメチル化*1の維持に関与するDNAメチル化酵素DNMT1*2が、ユビキチン化*3されたヒストン*4 H3を認識する機構を解明しました。
研究成果のポイント?

◆DNAメチル化酵素DNMT1と、DNAメチル化部位へDNMT1を呼び込む目印となるユビキチン化されたヒストンH3との複合体の立体構造を解明し、その制御の仕組みを明らかにしました。

◆DNMT1とユビキチン化されたヒストンH3との結合が、DNMT1のDNAメチル化酵素活性を上昇させることを発見しました。

◆この成果により、細胞の性質を遺伝する分子メカニズムの一端が明らかとなったのに加え、新たなDNMT1活性化阻害剤の開発にもつながることが期待されます。
--- 引用ここまで 全文は引用元参照 ---

▽引用元:横浜市立大学 2017.10.20
http://www.yokohama-cu.ac.jp/res_pro/news/20171019_Arita.html

図1 本研究で明らかになったこと
http://www.yokohama-cu.ac.jp/res_pro/news/d8rann000000138k-img/20171019_Arita_zu1.jpg