量子コンピューター開発に集中投資へ 文科省方針
杉本崇 2017年8月16日17時54分

文部科学省は、「量子コンピューター」など次世代技術の研究開発に、来年度から集中投資する方針を固めた。最長10年で計数百億円規模の予算を検討中で、来年度の概算要求に数十億円を盛り込む。
 
量子コンピューターは、従来とは異なる原理で動き、計算能力が飛躍的に高まるとされる。国内では現在、スーパーコンピューター「京(けい)」の後継機の開発が進んでいるが、物質を構成する電子レベルの解析が必要な材料や薬の開発には、さらに高い性能が求められている。
 
文科省が集中投資するのは、量子コンピューターを含む「量子科学技術」と呼ばれる分野。基礎研究の水準は各国とも同程度とみられ、今のうちに若手研究者を育て、将来的な産業競争力を持たせるため、最長10年にわたって予算を投じることにした。

研究が進めば、新材料や医薬品…

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▽引用元:朝日新聞DIGITAL 2017年8月16日17時54分
http://www.asahi.com/articles/ASK8J4FCBK8JULBJ00G.html
「量子科学技術」の応用分野の一つで、様々な材料から微細な部品を作り出す研究開発中の次世代レーザー加工技術(文科省提供)
http://www.asahicom.jp/articles/images/AS20170816002855_comm.jpg

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