社会
精子できないマウス iPS細胞で子が誕生
(京都府)


京都大学などの研究グループが、染色体の病気で精子ができないマウスのiPS細胞から精子を作り、子どもを誕生させることに成功した。
京都大学の斎藤通紀教授らの研究グループによると、通常2本ある性染色体が、3本になり精子ができにくくなる病気「クラインフェルター症候群」は、1000人に1人の男性が発症しているとされている。
研究グループは、この病気のマウスからiPS細胞を作製する過程で、約1割は正常な染色体を持つiPS細胞となることを発見。その細胞から精子を作ることにも成功し、健康な子どもが生まれたという。
人への応用は倫理的な部分など、まだ課題が多いというが、斉藤教授らは、今後研究を進め、不妊治療の手掛かりを見つけたいとしている。
[ 8/18 12:17 読売テレビ]

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