鳥頭でないカラスの「未来計画」能力、研究
2017年07月14日 12:30 発信地:マイアミ/米国

【7月14日 AFP】頭の良い鳥として古くから知られるカラスだが、この鳥は「先の計画」を立てる能力も持っているとする研究論文が13日、発表された。この「未来計画」能力をめぐっては、これまで人と大型類人猿だけが持っているものと考えられていた。
 
米科学誌サイエンス(Science)に掲載された論文によると、研究では大型種のカラスであるワタリガラスを対象に一連のテストを実施。その結果、この鳥に先の課題に関する重要な情報を記憶できる能力があることが明らかになったという。
 
さらに驚くべきことに、自然界では起こり得ないであろう道具の使用や物々交換などの行動においても、カラスはその能力を発揮した。
 
これまでの研究では、カラス科の鳥の一部に、後で食べるために餌を隠しておくなどの先を見越して計画を立てる能力があることが判明していた。だが今回の実験では、カラスが後でさらに良いご褒美を得るために、目の前のご褒美に飛びつくのを賢く自制できることも明らかになった。
--- 引用ここまで 全文は引用元参照 ---

▽引用元:AFPBBNews 2017年07月14日 12:30
http://www.afpbb.com/articles/-/3135731
http://www.afpbb.com/articles/-/3135731?pid=0&;page=2

▽関連
A raven's memories are for the future
Science? 14 Jul 2017:
Vol. 357, Issue 6347, pp. 126-127
DOI: 10.1126/science.aan8802
http://science.sciencemag.org/content/357/6347/126
http://science.sciencemag.org/content/357/6347/126.full