手術せず肥満解消 胃から小腸の内側、膜で覆う治療法
2017年07月09日09:06

肥満症の治療に向け、松波総合病院(岐阜県羽島郡笠松町田代)は8日、東京大などと、消化器官での栄養吸収を抑制して肥満を解消する新たな治療法の共同研究を開始した、と発表した。外科的手術が不要で、患者の体への負担軽減や医療費の抑制が期待される。3年以内をめどに臨床実験に入り、効果を実証する方針。
 
研究するのは、胃から小腸までの内側を筒状の膜で覆う治療法。同院が昨年3月、膜を網目状にして必要な栄養素のみ吸収できるように改良し、国内特許を取得した。内視鏡を使って膜を口から小腸まで運ぶため、肥満治療の主流となっている胃切除などの外科的手術を伴わないのが特長。減量後には膜の摘出もできる。これまでに子ブタでの実験で、体重の増加を抑えるデータが得られた。
--- 引用ここまで 全文は引用元参照 ---

▽引用元:岐阜新聞Web 2017年07月09日09:06
http://www.gifu-np.co.jp/news/kennai/20170709/201707090906_30020.shtml

消化器官からのエネルギー吸収を抑える「インナーシャントソック」を使った肥満症治療法のイメージ図
http://www.gifu-np.co.jp/news/kennai/20170709/201707090906_30020.jpg