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南極の棚氷から1兆トンの氷塊が分離 史上最大級
2017年07月12日 21:25 
http://www.afpbb.com/articles/-/3135518
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7月12日 AFP】(更新)南極のラーセンC(Larsen C)棚氷から、
観測史上最大級となる1兆トンもの氷塊が分離したことが分かった。
数か月にわたって亀裂を観測していた研究者らが12日、発表した。
研究者らが所属する英ウェールズ(Wales)地方のスウォンジー大学(Swansea University)は声明を発表し、
「分離は7月10日から12日の間に発生し、
ラーセンCにあった約5800平方キロメートルもの氷塊がついに分離した」と明らかにした。
今後A68と名付けられる予定の氷塊は米デラウエア(Delaware)州の面積よりも大きく、
容積は五大湖の一つエリー湖(Lake Erie)の2倍、厚さは約350メートルにもなる。
また研究チームによると、
「新たな氷山は重さが1兆トンを超えるが、分離以前からすでに浮揚していたため、
直ちに海面(の上昇)に影響を及ぼすことはない」という。
 今回の分離により、ラーセンCは表面積の12%超を失った。
(c)AFP