Inc.:あなたも孤独が良くないことはわかっていると思います。しかし、孤独が死につながることは? 実際、孤独は毎日、タバコを1箱吸い続けるのと同じくらい健康に悪いらしいのです。

これが、ブリガムヤング大学の心理学教授Julianne Holt-Lunstad氏の研究の成果です。同氏は148の研究についてメタ分析を行い、孤立していると感じることが、どれだけ悪い影響を与えるのかを調べました。結果、非常に悪い影響があることがわかりました。「強い社会的つながりを持っている人は、弱いつながりしか持たない人に比べて、生存率が50%高い」と彼女は書いています。「この研究結果は、社会的孤立の死亡リスクは、喫煙やアルコールの摂取に匹敵し、運動不足や肥満などの危険因子よりも高いことを示している」

このことについて1分間考えてみてください。毎日、食事に気をつけ、ジムに通っていたとしても、誰もいないアパートに帰り、社会生活も皆無だとしたら、たくさんの友人たちと夜を過ごし、ビールを飲み干し、ポテトチップスを頬張るよりも、死ぬリスクが高くなるのです。

今まさに危機的な状況にある、とHolt-Lunstad氏は語ります。孤独な人は増え続けています。生活が仕事中心である米国のような先進国においてそれは顕著です。「過去20年間で、親しい友人がいないと言うアメリカ人の数は3倍に増えている」と彼女は書いています。

この話に共感を覚えたり、あなた自身が今、孤独を感じているのなら、今こそ行動を起こすべきです。もっとも、あなたがいま孤立感を感じているのだとしたら、外に出かけて新しい出会いを求めることこそが、一番したくないことなのかもしれません。しかし、やるべきです。あなたの寿命は、行動を起こせるかどうかにかかっています。

以下に、取り組みをはじめるためのヒントをいくつか紹介しておきます。

2017.07.07
https://www.lifehacker.jp/2017/07/170707_lonely_badhealth.html