5日午後3時過ぎに福岡県朝倉市周辺の上空に現れた巨大な積乱雲の立体図。国土交通省のデータを基に、防災科学技術研究所が作成
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 防災科学技術研究所(茨城県つくば市)は6日、九州北部の集中豪雨について、福岡県朝倉市上空周辺で5日午後3時過ぎ、強い上昇気流を伴う高度15キロ超の巨大な積乱雲が発生し、長時間とどまっていたとする当時の気象状況の立体図を発表した。

 国土交通省の雨量データなどを三次元解析したところ、高度15キロ超のうち8キロ程度まで液体の雨粒が存在し、地上に降って被害をもたらした。

 同研究所によると、日本列島での梅雨の時期の積乱雲の高さは10?12キロ程度。夏の時期になると約20キロまで達することがあるという。【荒木涼子】




毎日新聞7月6日(木)23時20分
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