チリ・パラナル天文台のVLTサーベイ望遠鏡に搭載された大型カメラ「オメガカメラ」が撮影した、美しい3つの星雲をとらえた画像が公開された。
【2017年6月22日 ヨーロッパ南天天文台】
チリ・パラナル天文台のVLTサーベイ望遠鏡(VST)で、わし星雲、オメガ星雲など星雲が密集している領域をとらえた画像が公開された。
VSTに搭載されている大型の「オメガカメラ」を使って撮影された画像を組み合わせて一つの大きな画像にしたもので、フルサイズでは3.3ギガピクセル(横93031×縦35412ピクセル)もの画素数がある。
一番右のSh 2-54と中央のわし星雲はへび座、左端のオメガ星雲はいて座にあり、いずれも地球からはおよそ7000光年彼方にある。3つの星雲は天の川が最も濃く幅広いあたりに位置しているが、この領域には新しい星の材料となるガスや塵が大量に存在している。誕生したばかりの恒星からの強烈な光によって周囲の水素ガスがエネルギーを得て、ピンク色に光って見えるのだ。
Sh 2-54とわし星雲は、星団が発見されたあとに、ガスの雲が星団を取り巻いているのがわかったという共通点がある。
--- 引用ここまで 全文は引用元参照 ---
▽引用元:AstroArts 2017年6月22日
http://www.astroarts.co.jp/article/hl/a/9192_nebulae
Sh 2-54(右)、わし星雲(中央)、オメガ星雲(左)。クリックで画像拡大(提供:ESO)
http://www.astroarts.co.jp/article/assets/2017/06/7832_nebulae.jpg