魚の「ラブコール」を盗み聞き、生息数推定可能に 研究
2017年06月14日 14:02 発信地:パリ/フランス

【6月14日 AFP】米国とメキシコの科学者らが13日、絶滅が心配されている魚の生息数を計測するための新たな手法を公開した。
この手法では、繁殖期の魚たちのラブコールを盗み聞きして、その個体数を推定する。
 
研究者らは水中マイクと数理モデルを使い、カリフォルニア湾(Gulf of California)のニベ科の魚「コルビナ」の生息数を割り出した。
この方法は、その他にも、ニシン、イワシ、タラ、ハドック、ニベ、ハタ、スズキ、フエダイ、ナマズ、チョウザメなどでも適応可能だという。
 
コルビナの成魚は毎年春、繁殖行為のためにコロラド川デルタ(Colorado River Delta)の浅い河口に集まってくる。
その数約200万匹とも言われているが、通常この水域には、その1%足らずが生息しているのみだ。
 
コルビナの繁殖行動では、雌を引き付けるために雄がラブコールを発する。
テキサス大学マリーン・サイエンス・インスティテュート(UTMSI)の研究者らによると、そのコールはすさまじく、「人の耳をつんざくほど」の大音量なのだという。
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▽引用元:AFPBBNews 2017年06月14日 14:02
http://www.afpbb.com/articles/-/3131977