(日吉ダムとは無関係の他県のダムのことだが)
肱川水系河川整備計画 (中下流圏域版)を読んでたら、これでどうやって洪水を防げばよいのだ、と途方に暮れるよ。
河口部は山に挟まれ河道が何度も折れ曲がり、その奥には水はけの悪い(勾配の緩い)盆地が広がり、その先には
干魃に悩んだ地元民が利水メインで造ったダムがある。こんな多目的ダムでは洪水防止の効果が絶対低くなる。
http://www.skr.mlit.go.jp/kasen/seibi/seibipdf/hijikawa.pdf

あとひとつ、野村ダムの場合は、流域自治体(民)との意思疎通が明らかに悪かった。ひとことでいえば無知の結果だ。
愛媛県南予地域はふだんは水不足で困っているそうで、逆に大雨が降ってしまった場合どんなことがおきるのか、
事前の準備も住民への情報提供も緊急時の避難指示も、すべてが後手に回った。