今回の豪雨で異常洪水時防災操作をしたダムは全国で8ダムあった。次回はいくつになるか。

豪雨 8つのダムで“緊急的放流” (NHK NEWS WEB)
2018年7月12日 16時49分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180712/k10011530151000.html

国土交通省によりますと、今回の記録的豪雨では、全国の558の治水機能のあるダムのうち
4割近くの213か所のダムで、下流の川の氾濫を防ぐためにダムに水をためる「洪水調節」
が行われたということです。
このうち8つのダムでは、満杯に近い状態になり、放水量をダムへの流入量とほぼ同じに
近づける緊急的な措置の「異常洪水時防災操作」が行われたということです。

この操作が行われたのは、愛媛県の「野村ダム」と「鹿野川ダム」、兵庫県の「一庫ダム」と
「引原ダム」、京都府の「日吉ダム」、広島県の「野呂川ダム」、岡山県の「河本ダム」、岐阜
県の「岩屋ダム」です。

このうち、甚大な被害が出た愛媛県の大洲市や西予市を流れる「肱川」は、「野村ダム」と
「鹿野川ダム」の下流にあります。

「異常洪水時防災操作」は関係する自治体などに通知した上で行われ、野村ダムでは、
今月7日の午前6時20分、鹿野川ダムでは、午前7時半だったということです。

国土交通省によりますと、「異常洪水時防災操作」は、去年までの10年間に合わせて40回
行われていますが、同じ時期に広い範囲の8か所のダムで行われるのは、異例だという
ことです。