河川敷除草にヤギも一役ttp://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn201111290007.html
 国土交通省出雲河川事務所が、出雲市を流れる神戸川の河川敷で、ヤギを放牧して除草する実験をしている。除草費
用の削減を探る狙い。実習用のヤギを飼育する地元の出雲農林高に協力を求め、今月上旬から12月中旬まで続ける。
 同市西園町の河川敷に長さ30メートル、幅15メートルの電気柵を設置。4日から平日午前9時〜午後3時の6時間、
出雲農林高からヤギ5頭を運び、放し飼いにして雑草を食べさせている。
 同高動物科学科2年の7人が課題研究の一環として、除草効果の調査を担当。ヤギが好んで食べる雑草の種類や
量、食べ残した草の丈などをチェックしている。ttp://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn20111129000701.jpg
 2年の形部美那子さん(16)は「ヤギはのびのびとし、予想以上に草を食べている」と手応えを感じている。クローバー
やセイタカアワダチソウをよく食べているという。ttp://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn20111129000702.jpg
 河川事務所によると、神戸川一帯での除草費用は年間約3千万円。大型機材で100平方メートル当たり2500円
かかる。実験の効果を検証し、本格導入を決める。【写真説明】ヤギが食べた雑草の種類などを調べる生徒