「部落解放同盟を呪う会」は絓秀実『増補 革命的な、あまりに革命的な』の一節を多重投稿している。
しかし「部落民は存在しない」とは言えても
「旧賤民の子孫は存在しない」「旧賤民の子孫と同一視される人々は存在しない」
とは言えないし
「旧同和地区住民は存在しない」とも言えない。
要するに絓の議論は「部落民」の定義の曖昧さに足をすくわれた空理空論にすぎない。

はっきり定義できないが確実に存在するものは無数にある。
「ブス」「美人」「オタク」「ハゲ」などなど。
「ブスや美人やオタクを厳密に定義しろ」「髪の毛が何本以下であればハゲにあたるのか定義しろ」と言われれば、それはできない。
できないが、見れば大体わかるのである。
細かい点では人によって判断が分かれることもあるが、大体のところは衆目一致するものだ。
「厳密に定義できないからブスも美人もオタクもハゲも存在しないのだ」と言い張るなら、それはただの屁理屈にすぎない。