続きですね。
吸血鬼騒動で確実にこれは事実だろって内容は、実はわざわざお墓を暴いて遺体を改めたって部分
のみなんですね、冷静に記録を調べると。
勿論、普通は一度埋葬したお墓を掘り起こして遺体の状態を確認とかしませんから先ず最初に此処が
問題なんですよね。
これは湿度とか土壌がアルカリ性とか色んな条件が絡む様ですが、地方に拠っては遺体が非常に
ゆっくり腐敗してても不思議でも何でも無いんです、只普通の村人が知らないだけでね。
俺が紹介した18世紀のセルビアの騒動では、最終的に10数体の遺体がヴァンピール認定されて、杭を
打たれ首を切り落とされ、火葬にされた上で遺灰は川に流されたそう「記録によるとね」ですよ。
思い込みの強い迷信深い人達は、多数怪しい遺体が見つかった「これこそ吸血鬼実在の証拠だ」って
考えた訳ですが、実際は知らんだけで普遍的な当たり前の現象だったみたい。
「心臓に杭を打ち込んだら鮮血を吹き出し、凄まじい悲鳴を上げたぞ、これが証拠」って噂に成ってる訳
ですが、村人総出で墓地で墓暴きをして司教立ち合いで杭打ちしたんですよ?
何か説明が長く成ったんでもう一度切ります。