NTT接待問題で辞職の総務省幹部が「NTTグループ企業」副社長に就任…波乱必至
https://biz-journal.jp/2022/05/post_294674.html/amp

ネット接続サービス、インターネットイニシアティブ(IIJ)は、
東北新社とNTTからの接待問題で処分を受け、辞職した谷脇康彦・前総務審議官を取締役副社長として招く。
6月28日に開催する定時株主総会を経て正式に決定する。

(中略)

NTTはNTT法に基づき総務省から事業計画などで許認可を受けているため、
総務省幹部がNTTから接待を受けることは国家公務員倫理法に抵触する。
谷脇審議官と山田広報官は、菅前首相の長男・正剛氏が部長職を務める東北新社からも接待を受けていた。
NTTとの問題が発覚したことで、山田氏は内閣広報官の職を辞し、
谷脇審議官は減給処分を受け、3月16日に総務省を辞職した。

(中略)

今回、前総務審議官の谷脇康彦氏を副社長に迎え入れる。「ポスト勝」の社長候補と取り沙汰されている。

「NTTの高額接待で失脚したため、“NTTグループ”のIIJが救済するという構図が見え隠れする。
NTTは現在も21.59%を保有するIIJの筆頭株主であり、
NTTコミュニケーションズも4.36%保有する4位の株主だ(21年9月中間決算時点)。
通信担当の前総務審議官がNTTグループに天下る。
ひと波乱があるのは免れそうにない」(通信業界担当のアナリスト)

IIJは出発時点の大きな夢とは無関係な会社になり下がってしまったのだろうか。